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2026年エルニーニョ現象はいつまで?冬の日本への影響と暖冬の可能性を解説

太平洋赤道域で暖かい海水が東へ広がる様子を示す模式図。 生活
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2026年は、春からエルニーニョ現象が続いているとみられています。

気象庁が2026年9月9日に発表した「エルニーニョ監視速報」によると、8月のエルニーニョ監視海域の海面水温は、基準値より3.4℃高くなりました。

これは8月として1949年以降で最も高い値です。

さらに気象庁は、エルニーニョ現象が冬にかけて続く見込みを100%としています。

今後は冬にかけて海面水温が高い状態で推移して最盛期を迎え、基準値との差が1997年12月に記録した+3.6℃に匹敵する見込みも示されています。

では、2026年のエルニーニョ現象はいつまで続くのでしょうか。

また、2026年から2027年にかけての日本の冬は暖冬になるのでしょうか。

この記事では、2026年9月時点の気象庁の最新情報をもとに、エルニーニョ現象の現在の状況や今後の見通し、日本の冬への影響、基本的な仕組みまでわかりやすく解説します。

※本記事の情報は2026年9月11日時点です。

この記事でわかること
  • 2026年のエルニーニョ現象の最新状況
  • エルニーニョ現象がいつまで続く見込みなのか
  • 2026~2027年冬の日本への影響
  • エルニーニョ現象が発生する仕組み
  • ラニーニャ現象との違い
  • 1997年の強いエルニーニョとの比較
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2026年はエルニーニョ現象が発生中

2026年9月現在、気象庁は「2026年春からエルニーニョ現象が続いているとみられる」と発表しています。

2026年夏にかけて、太平洋赤道域ではエルニーニョ現象にみられる海洋と大気の特徴が次第に強まっています。

2026年8月の海面水温は基準値より+3.4℃

気象庁によると、2026年8月のエルニーニョ監視海域の海面水温は、基準値より+3.4℃となりました。

1997年8月の+3.0℃を上回り、8月としては1949年以降で最も高い値です。

気象庁は、太平洋赤道域の東部に設定した『エルニーニョ監視海域』の海面水温などを継続して観測しています。

2026年8月には、太平洋赤道域の中部から東部で海面水温が平年より高く、西部では低い状態となりました。

日付変更線付近では対流活動が平年より活発となり、中部太平洋赤道域では貿易風も平年よりかなり弱くなっています。

こうした海洋と大気の状態から、気象庁はエルニーニョ現象時の特徴が2026年春から次第に強まっていると判断しています。

1997年の水準に匹敵する見込み

2026年の状況を知るうえで参考になるのが、1997年の強いエルニーニョ現象との比較です。

気象庁によると、エルニーニョ監視海域の月平均海面水温の基準値との差は、1997年12月に+3.6℃を記録しました。

これは、これまで最盛期の値が最も高かったケースです。

2026年についても、冬にかけて海面水温が基準値より高い状態で推移して最盛期を迎え、基準値との差は1997年12月の+3.6℃に匹敵する見込みとされています。

時期海面水温の基準値との差
1997年8月+3.0℃
2026年8月+3.4℃
1997年12月+3.6℃
2026年・今後の予測1997年12月の+3.6℃に匹敵する見込み

ただし、「1997年を超える」「史上最大のエルニーニョになる」と現時点で断定することはできません。

気象庁も、エルニーニョ現象の規模を何によって判断するかは明確ではなく、どの現象が最大規模かを単純に決めることは難しいと説明しています。

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2026年のエルニーニョ現象はいつまで続く?

2026年のエルニーニョ現象は、冬にかけて続く見込みです。

気象庁は2026年9月9日時点で、冬にかけてエルニーニョ現象が継続する見込みを100%としています。

気象庁は冬にかけて続く見込みを100%と予測

気象庁の最新予測では、太平洋赤道域の中部から東部にある暖かい海水が今後も維持されるとみられています。

大気と海洋が互いに影響し合うことで、エルニーニョ監視海域の海面水温は冬にかけて基準値より高い状態で推移し、最盛期を迎える予測です。

このため、2026年12月から2027年2月にかけての冬も、エルニーニョ現象が続く可能性が高いと考えられます。

2027年春まで続く可能性は?

2026年9月時点では、2027年春までエルニーニョ現象が続くと確定したわけではありません。

気象庁が現在示している主な見通しは「冬にかけて続く」というものです。

2027年春まで続くかどうかは、今後の気象庁の発表で確認していくことになります。

今後の変化は、毎月発表される気象庁のエルニーニョ監視速報で明らかになっていきます。

次回の監視速報は、2026年10月9日14時に発表される予定です。

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2026~2027年の冬は暖冬になる?

エルニーニョ現象が続くと、日本では「暖冬になるのでは?」と気になる人も多いでしょう。

過去の統計では、エルニーニョ現象が発生した冬に西日本で気温が平年並か高くなる傾向があります。ただし、2026~2027年冬の日本全国が必ず暖冬になると決まったわけではありません。

エルニーニョ発生時は西日本で平年並か高い傾向

気象庁が過去のエルニーニョ現象発生時の天候を調べたところ、冬は西日本で平均気温が「平年並か高い」傾向があります。

また、冬の前半には北日本と沖縄・奄美でも気温が高くなる傾向が確認されています。

エルニーニョ現象が発生すると、太平洋赤道域の海面水温の変化によって、熱帯域から日本付近にかけての大気の流れにも変化が起こります。

気象庁によると、エルニーニョ現象の冬はアリューシャン低気圧が北東側に偏り、日本付近では季節風が弱まる傾向があります。

こうした大気の流れの変化により、西日本では冬の気温が平年並か高くなりやすいと考えられています。

太平洋側では雨が多くなる地域も

エルニーニョ現象の影響は、気温だけではありません。

気象庁の統計では、エルニーニョ現象が発生した冬は、東日本太平洋側と沖縄・奄美で降水量が多くなる傾向があります。

また、西日本太平洋側では日照時間が少なく、東日本太平洋側でも平年並か少なくなる傾向があります。

そのため、「エルニーニョ現象が発生すると、暖かく晴れた冬になる」と単純に考えることはできません。

なお、これらは過去のエルニーニョ現象発生時にみられた統計的な傾向であり、2026~2027年冬の天候をそのまま示す予報ではありません。

雪は少なくなるとは限らない

エルニーニョ現象が続いても、2026~2027年冬の降雪量が一律に少なくなるとは限りません。

雪の量は平均気温だけではなく、寒気の流れ込み方や低気圧の位置など、さまざまな条件に左右されます。

平均気温が高めの冬でも、一時的に強い寒気が流れ込めば大雪になることがあります。

降雪量については、気象庁の寒候期予報や、冬が近づいてから発表される最新の気象情報を確認しておきましょう。

2026~2027年冬の寒候期予報は9月18日発表予定

2026年9月11日時点では、気象庁による2026~2027年冬の寒候期予報はまだ発表されていません。

気象庁の発表予定では、2026年9月18日14時に寒候期予報と3か月予報が同時に発表されます。

寒候期予報では、12月から2月までの平均気温や降水量、日本海側の降雪量などの見通しが示されます。

2026~2027年冬の天候については、9月18日に発表される寒候期予報によって、より具体的な見通しが分かります。

エルニーニョ現象が続いても、日本の冬の気温や降水量がそれだけで決まるわけではありません。実際の冬の見通しは、最新の季節予報とあわせて確認することが大切です。

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エルニーニョ現象とは?

太平洋赤道域で暖かい海水が東へ広がる様子を示す模式図。

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象です。

数年に一度発生し、日本だけでなく世界各地の天候に影響を与えることがあります。

気象庁は海面水温の変化を監視

気象庁は、南緯5度から北緯5度、西経150度から西経90度までの海域を「エルニーニョ監視海域」としています。

この海域の海面水温について、基準値との差の5か月移動平均値が6か月以上続けて+0.5℃以上となった場合をエルニーニョ現象、-0.5℃以下となった場合をラニーニャ現象と定義しています。

実際の監視では、海面水温だけでなく、大気の状態や海洋内部の水温なども確認されています。

なぜエルニーニョ現象が起きるの?

通常、赤道付近の太平洋では東から西へ「貿易風」と呼ばれる風が吹き、暖かい海水が太平洋の西側にたまりやすくなっています。

エルニーニョ現象が発生するときには貿易風が弱まり、西側にたまっていた暖かい海水が中部から東部へ広がります。

その結果、中部から東部の太平洋赤道域で海面水温が高くなり、大気の流れにも変化が起こります。

こうした大気と海洋の相互作用によってエルニーニョ現象は発達しますが、発生の最初のきっかけについては、現在も十分には解明されていません。

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エルニーニョ現象とラニーニャ現象の違い

エルニーニョ現象とラニーニャ現象の大きな違いは、太平洋赤道域の中部から東部にかけての海面水温が、平年より高くなるか低くなるかです。

どちらも数年に一度発生し、日本を含む世界各地の天候に影響を与えることがあります。

エルニーニョ現象ラニーニャ現象
主な海面水温の特徴中・東部太平洋赤道域で平年より高くなる中・東部太平洋赤道域で平年より低くなる
気象庁の基準監視指数の5か月移動平均値が+0.5℃以上の状態が6か月以上監視指数の5か月移動平均値が-0.5℃以下の状態が6か月以上
発生頻度数年に一度数年に一度
日本への影響季節や地域によって異なる季節や地域によって異なる

エルニーニョとラニーニャでは海面水温の変化が反対になりますが、「エルニーニョなら必ず暖冬」「ラニーニャなら必ず寒冬」と決まっているわけではありません。

日本の天候は、エルニーニョやラニーニャ以外にも複数の大気・海洋の状態に左右されます。

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過去の強いエルニーニョと2026年を比較

2026年は、海面水温の数値では1997年に匹敵する水準が予測されています。ただし、気象庁はエルニーニョ現象の規模を単純に順位付けすることは難しいと説明しています。

海面水温の上昇幅が大きくても、日本の天候への影響まで1997年と同じになるとは限りません。

「スーパーエルニーニョ」と呼べるの?

2026年のエルニーニョ現象について、海面水温の上昇が大きいことから「スーパーエルニーニョ」という表現を目にすることがあります。

ただし、気象庁のエルニーニョ監視速報では「スーパーエルニーニョ」という区分は使われていません。

気象庁は、エルニーニョ現象の「規模」を何によって判断するかは明確ではなく、どの現象が最大規模かを決めることは難しいと説明しています。

2026年も1997年の水準に匹敵する見込みですが、海面水温が高いからといって、日本が記録的な暖冬になるとは限りません。

日本の冬への影響については、海面水温の数値だけではなく、最新の季節予報もあわせて確認しておきましょう。

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まとめ

2026年は春からエルニーニョ現象が続いているとみられ、夏にかけてその特徴が次第に強まっています。

気象庁が2026年9月9日に発表した最新情報では、8月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より+3.4℃でした。これは8月として1949年以降で最も高い値で、1997年8月の+3.0℃を上回っています。

さらに気象庁は、エルニーニョ現象が冬にかけて続く見込みを100%としています。今後は最盛期を迎え、海面水温の基準値との差が1997年12月の+3.6℃に匹敵する見込みです。

一方で、強いエルニーニョ現象が続くからといって、日本全国が必ず暖冬になるとは限りません。

過去の統計では、西日本の冬は気温が平年並か高くなる傾向があります。また、東日本太平洋側や沖縄・奄美では降水量が多くなる傾向も確認されています。

ただし、これらは過去のエルニーニョ現象発生時にみられた統計的な傾向であり、2026~2027年冬の天候をそのまま示すものではありません。

2026年9月11日時点では、2026~2027年冬の寒候期予報はまだ発表されていません。気象庁は9月18日に、冬の平均気温や降水量、日本海側の降雪量などの見通しを発表する予定です。

2026~2027年冬がどのような冬になるのかを知るには、エルニーニョ現象だけで判断せず、9月18日の寒候期予報や、その後の最新の季節予報もあわせて確認していきましょう。

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出典・参考資料

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