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坂東彌十郎の活躍がすごい!『鎌倉殿の13人』から70歳の現在までを解説

華やかな歌舞伎舞台とドラマ撮影用カメラを背景に、堂々と立つ長身のベテラン男性俳優 芸能
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歌舞伎俳優の坂東彌十郎(ばんどう・やじゅうろう)さんを、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』やTBS日曜劇場『VIVANT』で知った人も多いのではないでしょうか。親しみやすい父親から威厳のある権力者まで演じ分ける姿を見て、「最近よく見かけるけれど、どのような経歴の俳優なのだろう」と気になった人もいるでしょう。

坂東彌十郎さんは、2026年7月時点で70歳です。1973年に歌舞伎座で初舞台を踏み、50年以上にわたって歌舞伎を中心に経験を積んできました。2022年の『鎌倉殿の13人』で広く知られるようになった後も、ドラマ、映画、CMへの出演が相次いでいます。その一方で本業の歌舞伎にも立ち続け、2025年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。

この記事では、坂東彌十郎さんの活躍がすごいといわれる理由を、歌舞伎での歩み、映像作品で注目されたきっかけ、2026年の出演状況に分けて紹介します。

記事の要点
  • 坂東彌十郎さんは1973年に初舞台を踏み、歌舞伎で50年以上の経験を持つ俳優です。
  • 全国的に知られる大きな転機は、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で演じた北条時政役でした。
  • 2025年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、2026年も朝ドラ、日曜劇場、歌舞伎に出演しています。
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坂東彌十郎さんの活躍がすごい理由

坂東彌十郎さんの活躍がすごい理由は、50年以上にわたって培った歌舞伎の演技力を土台に、60代から映像作品でも存在感を示したことにあります。

テレビで注目された時期だけを見ると遅咲きの俳優に見えます。しかし、俳優として突然登場したわけではありません。長い舞台経験を積んできた実力派が、映像の世界で改めて発見されたと考えるのが適切です。

1973年に歌舞伎座で初舞台

坂東彌十郎さんは1956年5月10日生まれ、東京都出身です。往年の映画俳優として知られる初代坂東好太郎さんの三男で、1973年5月、歌舞伎座『奴道成寺』の観念坊役で初舞台を踏みました。

1978年には『文七元結』の鳶頭役で名題に昇進しています。名題は、歌舞伎俳優のランクを示す呼称の一つです。

項目内容
名前坂東彌十郎
読み方ばんどう・やじゅうろう
生年月日1956年5月10日
年齢70歳(2026年7月時点)
出身地東京都
身長183センチ
屋号大和屋
初舞台1973年5月、歌舞伎座『奴道成寺』

プロフィール情報は松竹エンタテインメントの公式プロフィールに基づいています。

歌舞伎を中心とした長い経歴を視覚的に伝える

三代目市川猿之助さんのもとで幅広く経験

坂東彌十郎さんは1981年から15年間、三代目市川猿之助さんの門下で活動しました。猿之助一門の若手で構成された「21世紀歌舞伎組」の一員として舞台に立ったほか、オペラの演出助手や坂東玉三郎さんの『夕鶴』の演出も経験しています。

さらに、十八代目中村勘三郎さんが手掛けたコクーン歌舞伎や平成中村座にも出演しました。伝統的な古典歌舞伎だけでなく、新しい演出を取り入れた舞台や海外公演にも関わってきたことが、坂東彌十郎さんの演技の幅につながっていると考えられます。

2014年には息子の坂東新悟さんと自主公演「やごの会」を立ち上げ、2016年にはフランス、スイス、スペインを巡るヨーロッパ公演も開催しました。

主役だけでなく脇役で作品を支えてきた

坂東彌十郎さんは、敵役、老け役、家主、武将など、物語を支える重要な役を数多く演じてきました。

主役のそばにいる人物は、目立ちすぎても存在感が弱すぎても作品のバランスが崩れてしまいます。坂東彌十郎さんは、登場した瞬間に人物の立場や威厳を伝えながら、共演者の演技も引き立てられる俳優です。

文化庁も、坂東彌十郎さんについて、長身を生かした存在感があり、敵役から老け役まで幅広く演じられる点を評価しています。古典と新作の両方で、主役から脇役まで務められることも強みとされています。

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『鎌倉殿の13人』の北条時政役が大きな転機

坂東彌十郎さんが全国的に知られる大きなきっかけとなったのが、2022年放送のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』です。

演じた北条時政は、主人公・北条義時の父であり、北条政子の父でもある重要人物でした。坂東彌十郎さんは、家族思いでお茶目な父親の顔と、権力争いに巻き込まれて変化していく人物の両面を表現しました。

怖い権力者ではなく人間味のある父親を表現

歴史上の北条時政には、権力への執着が強い人物という印象もあります。しかし、『鎌倉殿の13人』では、どこか憎めない豪快な父親として描かれました。

坂東彌十郎さんはインタビューで、脚本を担当した三谷幸喜さんから、江戸の長屋にいる父親のような感覚で演じてほしいという趣旨の説明を受けたことを明かしています。その方向性によって、序盤ではユーモラスな父親として親しまれ、物語が進むにつれて権力者の悲哀も感じさせる人物になりました。

歌舞伎で培った大きな所作や存在感を持ちながら、テレビ画面では細かな表情も見せる演技が、多くの視聴者に坂東彌十郎さんを印象付けたと考えられます。

『鎌倉殿の13人』後も映像作品に出演

『鎌倉殿の13人』の放送後も、坂東彌十郎さんは『クロサギ』『VIVANT』『グレイトギフト』など、複数の映像作品に出演しています。

同じ2022年には、TBSドラマ『クロサギ』で御木本役を演じました。北条時政とは異なる緊張感のある役柄で、親しみやすい父親だけではない一面を見せています。

歌舞伎と映像作品を並行する活躍を表現する
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坂東彌十郎さんの主な活躍を時系列で紹介

坂東彌十郎さんは、大河ドラマ出演後も一時的な話題で終わることなく、映像と舞台の両方で活動を続けています。

主な作品・出来事活躍のポイント
2022年『鎌倉殿の13人』北条時政役、『クロサギ』御木本役全国的な知名度が高まる転機
2023年『VIVANT』佐野雄太郎役、
『舞妓さんちのまかないさん』出演
現代劇や配信作品へ活動を拡大
2024年『グレイトギフト』『VRおじさんの初恋』
『バントマン』など
医療ドラマから人間ドラマまで役柄を広げる
2025年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞歌舞伎俳優としての舞台成果が公的に評価
2026年『風、薫る』『VIVANT』続編、歌舞伎公演など70歳を迎えても映像と舞台を並行

2022年から2024年の出演歴は、松竹エンタテインメントの公式プロフィールで確認できます。

『VIVANT』では公安部長を演じる

2023年のTBS日曜劇場『VIVANT』では、警視庁公安部長の佐野雄太郎を演じました。

佐野雄太郎は阿部寛さん演じる野崎守の上司です。坂東彌十郎さんの堂々とした立ち姿は、公安組織の幹部という役柄に説得力を与えていました。

2026年7月26日に始まった『VIVANT』続編にも、同じ佐野雄太郎役で出演しています。続編は前作のラストシーン直後から始まる物語で、坂東彌十郎さんが再び公安側の人物として登場します。

現代劇でも役柄が固定されていない

坂東彌十郎さんの映像作品で注目したいのは、時代劇の武将だけに役柄が限られていない点です。

『クロサギ』では緊張感のある人物、『グレイトギフト』では医療界に関わる奥野信二、『VRおじさんの初恋』では物語の感情面に深く関わる穂波を演じました。歌舞伎俳優の持つ威厳を生かしながら、現代を生きる人物にも自然になじんでいます。

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2025年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞

坂東彌十郎さんの実力を語るうえで欠かせないのが、2025年3月に発表された令和6年度・第75回芸術選奨文部科学大臣賞です。

この受賞で評価されたのは、テレビでの人気だけではありません。歌舞伎『髪結新三』の家主長兵衛、『義経千本桜』の梶原景時、『伊勢音頭恋寝刃』のお鹿など、2024年の舞台で見せた幅広い演技でした。

立役から女性役まで幅広く演じ分けた

家主長兵衛は、ずる賢い新三を上回るしたたかさを持つ人物です。梶原景時には底知れない威圧感が求められます。

一方、お鹿は女性の役です。坂東彌十郎さんは、お鹿の滑稽さや愛らしさに加えて、哀愁まで表現したと評価されました。

映像作品で注目されている時期にも、歌舞伎俳優として古典作品を深め続けていたことが分かります。坂東彌十郎さんの活躍が一過性ではない最大の理由は、この舞台で培われた確かな実力にあります。

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2026年も朝ドラ・日曜劇場・歌舞伎で活躍

2026年の坂東彌十郎さんは、70歳を迎えながらも複数の映像作品と歌舞伎公演に出演しています。

2026年7月時点では、NHK連続テレビ小説『風、薫る』とTBS日曜劇場『VIVANT』続編という注目度の高い作品に名を連ねています。

『風、薫る』で朝ドラ初出演

2026年度前期の連続テレビ小説『風、薫る』では、清水卯三郎を演じています。坂東彌十郎さんにとって初めての朝ドラ出演です。

清水卯三郎は、日本橋で舶来品などを扱う「瑞穂屋」を営み、主人公たちと深く関わる人物です。時代の変化を読みながら独自の考えを持つ役で、坂東彌十郎さんの持つ温かさと貫禄が生かされています。

大河ドラマでは鎌倉時代、朝ドラでは明治時代の人物を演じており、異なる時代背景の中で存在感を発揮している点も注目されます。

『VIVANT』続編にも続投

2026年7月26日から放送されている『VIVANT』続編では、前作に続いて佐野雄太郎役を担当しています。

2026年7月28日時点では放送が始まったばかりであり、佐野雄太郎が今後の物語にどのように関わるかは明らかになっていません。前作から続投する公安部長として、どのような役割を果たすのかが見どころです。

本業の歌舞伎にも継続して出演

映像作品への出演が増えても、坂東彌十郎さんの活動の中心には歌舞伎があります。

2026年6月の博多座大歌舞伎では、『寿式三番叟』の翁と『車引』の藤原時平を務め、襲名披露口上にも出演しました。おめでたい舞踊の翁と、強い威厳が必要な藤原時平という性格の異なる役を演じています。

2026年8月2日から26日までの歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」では、『らくだ』の家主佐兵衛役に出演予定です。朝ドラや日曜劇場が放送される時期にも歌舞伎座へ立つ予定で、映像と舞台を並行する忙しさがうかがえます。

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坂東彌十郎さんが幅広く求められる3つの理由

長身を生かした堂々とした存在感

坂東彌十郎さんは身長183センチです。舞台では、立っているだけでも人物の身分や力強さを感じさせます。

文化庁の芸術選奨でも、長身で舞台映えする点や、敵役から老け役まで演じられる幅の広さが評価されました。武将、組織の幹部、父親などの役に説得力を持たせられることは、大きな強みです。

威厳と親しみやすさを同時に表現できる

坂東彌十郎さんには、近寄りがたい威圧感だけでなく、ユーモラスで親しみやすい雰囲気もあります。

『鎌倉殿の13人』の北条時政は、頼りになる父親でありながら、失敗や迷いも見せる人物でした。一方、『クロサギ』や『VIVANT』では、緊張感のある人物を演じています。相反する雰囲気を作品ごとに使い分けられるため、役柄が固定されにくいと考えられます。

演者以外の視点も持っている

坂東彌十郎さんは、俳優として舞台に立つだけでなく、演出助手や演出も経験しています。

演出の仕事では、個人の演技だけでなく、舞台全体の構成やほかの出演者とのバランスを考えなければなりません。こうした演出助手や演出の経験も、作品全体を見渡しながら役を作る視点につながっているのかもしれません。

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坂東彌十郎さんに関するよくある疑問

坂東彌十郎さんは現在何歳ですか?

1956年5月10日生まれのため、2026年7月時点では70歳です。

坂東彌十郎さんが注目されたきっかけは何ですか?

広く知られる大きなきっかけは、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』です。主人公・北条義時の父である北条時政を演じました。

坂東彌十郎さんの本業は何ですか?

本業は歌舞伎俳優です。1973年の初舞台以来、古典歌舞伎、新作歌舞伎、海外公演など幅広い舞台に出演しています。

2026年現在は何に出演していますか?

2026年は、NHK連続テレビ小説『風、薫る』、TBS日曜劇場『VIVANT』続編などに出演しています。8月には歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」への出演も予定されています。

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まとめ

坂東彌十郎さんの活躍がすごいと感じられるのは、2022年の『鎌倉殿の13人』で注目された後に多くのドラマへ出演したことだけが理由ではありません。1973年の初舞台から50年以上にわたり、歌舞伎の古典、新作、海外公演、演出助手など、さまざまな経験を積んできたことが現在の活躍を支えています。

『鎌倉殿の13人』の北条時政では、豪快で親しみやすい父親から、権力に翻弄される人物へと変わっていく姿を表現しました。その後は『クロサギ』『VIVANT』『グレイトギフト』『VRおじさんの初恋』などに出演し、時代劇だけでなく現代劇にも活動を広げています。

2025年には、歌舞伎での成果によって芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。テレビで人気を得た後も本業の舞台を深め続けていることが、坂東彌十郎さんの大きな特徴です。

2026年は70歳を迎え、朝ドラ『風、薫る』への初出演、『VIVANT』続編への続投、歌舞伎座への出演と、映像と舞台の両方で活動しています。坂東彌十郎さんは「突然現れた遅咲きの新人」ではなく、半世紀にわたって磨いた演技が映像の世界でも広く知られるようになった俳優といえるでしょう。

出演作品や公演予定は変更される場合があるため、今後の情報は所属先や各作品の公式発表を確認することが大切です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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出典・参考資料

本記事は、以下の公式情報およびインタビュー記事を参考に作成しました。出演情報や公演予定は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。

  1. 松竹エンタテインメント「坂東彌十郎 プロフィール」
    生年月日、出身地、身長、屋号、初舞台、歌舞伎での経歴、主な出演作品などを確認しています。
  2. 文化庁「令和6年度(第75回)芸術選奨受賞者一覧」
    坂東彌十郎さんが演劇部門の文部科学大臣賞を受賞した事実と、授賞対象を確認しています。
  3. 文化庁「令和6年度(第75回)芸術選奨 文部科学大臣賞 贈賞理由」
    『髪結新三』『義経千本桜』『伊勢音頭恋寝刃』などにおける演技の評価と、受賞理由を確認しています。
  4. 歌舞伎美人「彌十郎が芸術選奨文部科学大臣賞、鷹之資が同新人賞を受賞」
    芸術選奨の発表日、評価された演目と役柄について確認しています。
  5. TBSテレビ 日曜劇場『VIVANT』公式サイト
    『VIVANT』の作品情報、2026年の続編、物語の設定などを確認しています。
  6. TBSテレビ 日曜劇場『VIVANT』登場人物
    坂東彌十郎さんが演じる佐野雄太郎の役職と人物設定を確認しています。
  7. ステラnet「連続テレビ小説『風、薫る』坂東彌十郎ら10人が新たに出演決定」
    坂東彌十郎さんの朝ドラ初出演、清水卯三郎役の設定、本人のコメントを確認しています。
  8. 歌舞伎美人「六月博多座大歌舞伎」
    2026年6月公演の『寿式三番叟』翁、『車引』藤原時平、襲名披露口上への出演を確認しています。
  9. 歌舞伎美人「八月納涼歌舞伎」
    2026年8月の公演日程と、『らくだ』家主佐兵衛役への出演予定を確認しています。
  10. ANAグループ機内誌『翼の王国』「坂東彌十郎さん『人間性豊かな北条時政が大好きになりました』」
    NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の北条時政役に対する考え方や、役作りに関する本人の発言を参考にしています。

※出典および出演情報は、2026年7月28日時点で確認した内容です。

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