女子800mの日本記録保持者として注目されている久保凛(くぼ りん)選手。
高校2年生だった2024年に、日本女子で初めて800mの「2分切り」を達成。2025年には自身の日本記録を1分59秒52まで更新しました。
高校卒業後の2026年には積水化学へ入り、TWOLAPSを拠点にプロとして競技に専念。日本選手権800mで3連覇を達成し、U20世界選手権や愛知・名古屋2026アジア競技大会にも日本代表として出場しました。
一方で、
- 「久保凛選手ってどんな人?」
- 「どこの小学校・中学校・高校出身?」
- 「久保建英選手とは本当に親戚?」
- 「なぜサッカーから陸上を選んだの?」
- 「高校卒業後はどこへ進んだ?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、久保凛選手のプロフィールや学歴、陸上を始めた経緯、これまでの成績、久保建英選手との関係、高校卒業後の進路、2026年現在の活動まで分かりやすくまとめます。
- 久保凛選手の年齢・出身地・所属・自己ベスト
- 出身小学校・中学校・高校
- 女子800mで日本記録を樹立するまでの経歴
- サッカーから陸上を選んだ理由
- 久保建英選手との親戚関係
- 高校卒業後に積水化学を選んだ理由
- 2026年の日本選手権・U20世界選手権・アジア大会の結果
久保凛とは?女子800mの日本記録保持者
久保凛選手は、和歌山県串本町出身の陸上競技選手です。
専門種目の女子800mでは1分59秒52の日本記録を持ち、2026年現在は積水化学に所属しています。
高校時代から日本選手権や国際大会に出場し、高校2年生で日本女子初となる800m1分台を記録。高校卒業後も日本選手権3連覇を達成するなど、日本女子800mのトップレベルで競技を続けています。
久保凛の基本プロフィール
久保凛選手の基本情報は次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 久保 凛(くぼ りん) |
| 生年月日 | 2008年1月20日 |
| 年齢 | 18歳(2026年9月現在) |
| 出身地 | 和歌山県串本町 |
| 身長 | 168cm |
| 所属 | 積水化学 |
| 活動拠点 | TWOLAPS |
| 出身中学校 | 串本町立潮岬中学校 |
| 出身高校 | 東大阪大学敬愛高等学校 |
| 専門種目 | 800m |
| 800m自己ベスト | 1分59秒52(日本記録) |
| 1500m自己ベスト | 4分11秒07 |
| 3000m自己ベスト | 8分59秒74 |
高校2年で日本女子初の800m「2分切り」
久保凛選手が全国的に大きく注目されたのが、2024年7月15日に奈良県で行われた記録会です。
女子800mで1分59秒93を記録し、それまで杉森美保さんが持っていた2分00秒45の日本記録を19年ぶりに更新しました。
日本女子選手が800mで2分を切ったのは、この時が初めてです。
さらに2025年7月5日の日本選手権では1分59秒52をマークし、自身の日本記録を0秒41更新。日本選手権2連覇も達成しました。
800mの年次ベスト
| 年 | 記録 | 当時 |
|---|---|---|
| 2023年 | 2分06秒05 | 高校1年 |
| 2024年 | 1分59秒93 | 高校2年・日本記録樹立 |
| 2025年 | 1分59秒52 | 高校3年・日本記録更新 |
| 2026年 | 2分01秒54 | 積水化学・日本選手権優勝 |
久保凛の学歴|出身小学校・中学校・高校
久保凛選手は和歌山県串本町で育ち、中学校から陸上競技に本格的に取り組みました。
高校では大阪府の東大阪大学敬愛高等学校へ進学。全国高校総体や日本選手権で優勝を重ね、日本記録保持者へと成長しました。
出身小学校は潮岬小学校
久保凛選手は、和歌山県串本町の潮岬小学校に通っていました。
串本町の広報によると、小学5年生から中学3年生までの期間に「和歌山県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会」へ串本町代表として計4回出場しています。
中学2年生の時はコロナ禍で大会が中止となりましたが、出場した4大会すべてで区間賞を獲得。中学3年生では7人抜きの区間新記録も記録しました。
小学生時代はサッカーと陸上の両方に取り組む
小学生時代は陸上だけでなく、サッカーにも熱中していました。
- 小学1年生から6年生までサッカーを継続
- 串本JFCでプレー
- 主なポジションは右サイドハーフ
- 和歌山県U-12トレセンに選ばれた経験あり
- 小学6年生で近畿大会に出場
サッカーを続ける一方、練習がない日には祖母が指導する陸上クラブにも通っていました。
出身中学校は潮岬中学校
中学校は、地元の串本町立潮岬中学校へ進学しました。
中学1年生から陸上競技に本格的に取り組み、当初はハードルにも挑戦。その後、中距離種目へ進みました。
中学3年で全国800m優勝
中学3年生だった2022年には、全日本中学校陸上競技選手権大会の女子800mで2分09秒96を記録して優勝しました。
中学校から本格的に陸上を始めて全国優勝まで到達し、高校進学前から女子中距離の注目選手となりました。
出身高校は東大阪大学敬愛高校
中学校卒業後は、大阪府の東大阪大学敬愛高等学校へ進学しました。
高校選びでは複数の学校から誘いを受けていましたが、東大阪大学敬愛高校を見学した際、先輩たちが生き生きと練習する姿や競技への取り組み方、礼儀正しさに魅力を感じたと本人がインタビューで振り返っています。
そこで「ここで強くなりたい」と感じたことが、進学を決めるきっかけになりました。
高校3年間で日本記録保持者へ
東大阪大学敬愛高校へ進学すると、800mを中心に国内トップクラスの成績を残しました。
- 2023年:全国高校総体800m優勝
- 2024年:日本選手権800m初優勝
- 2024年:800mで1分59秒93の日本記録を樹立
- 2024年:U20世界選手権800m6位
- 2025年:アジア選手権800m銀メダル
- 2025年:日本選手権800m2連覇、日本記録を1分59秒52へ更新
- 2025年:全国高校総体800mで史上初の3連覇
- 2025年:東京世界陸上800mに日本代表として出場
2025年の東京世界陸上にも出場
高校3年生だった2025年には、東京で開催された世界陸上の女子800mに日本代表として出場しました。
予選3組で2分02秒84の7着となり、準決勝進出には届きませんでした。
高校生で世界選手権の舞台を経験した後、翌2026年から新しい競技環境へ進むことになります。
久保凛はなぜサッカーから陸上を選んだ?
久保凛選手が中学校で陸上を選んだ背景には、幼い頃から陸上に触れられる環境と、自分自身が感じていた競技への適性がありました。
小学1年生から6年間サッカーを続ける一方、サッカーの練習がない日には、祖母が指導する陸上クラブにも通っていました。
「サッカーより陸上の方が向いている」と感じた
本人は高校時代のインタビューで、サッカーを続ける中で「サッカーより陸上の方が向いている」と感じるようになったことを明かしています。
家族にも陸上を勧める雰囲気があり、祖母から指導を受けられる環境もあったことから、中学校では陸上競技を選びました。
陸上を選んだ背景
- 小学生の頃から陸上クラブにも通っていた
- 駅伝で区間賞や区間新記録を残していた
- 本人が陸上の方が自分に向いていると感じていた
- 祖母から陸上の指導を受けられる環境があった
- 家族も陸上を勧めていた
サッカーで培った経験を持ちながら、自分がより力を発揮できると感じた陸上へ進み、その後800mで日本記録を樹立するまでに成長しました。
久保凛と久保建英の関係は父方のいとこ
久保凛選手と、サッカー日本代表の久保建英選手はいとこです。
本人もインタビューで久保建英選手との関係について語っており、父方の親戚にあたります。
久保建英の活躍から刺激を受けている
久保凛選手自身も小学1年生からサッカーを始めています。サッカーを始めた理由の一つとして、兄やいとこの久保建英選手がサッカーをしていたことを挙げています。
2024年の取材では、久保建英選手について、世界でプレーする姿から刺激を受けていることを明かしました。
競技はサッカーと陸上で異なりますが、久保凛選手も「世界で通用する選手」を目標に掲げています。
久保凛の家族と競技を支えてきた環境
久保凛選手の競技人生では、祖母や母をはじめとする家族も身近な存在として登場します。
特に陸上との出会いに深く関わったのが、陸上クラブで指導していた祖母です。
祖母が指導する陸上クラブに通っていた
久保凛選手は小学生の頃から、祖母が指導する陸上クラブへ通っていました。
中学校に入ってからも、学校の陸上部と祖母の陸上クラブの両方で練習。中学3年生で全国800m優勝を果たすまで成長しました。
高校進学後は母と大阪で生活
東大阪大学敬愛高校へ進学した際には、和歌山県を離れて大阪府で生活することになりました。
高校時代は母とともに大阪で生活し、競技に取り組んでいます。
愛犬「ふうた」も癒やしの存在
久保凛選手には、シーズーの雄の愛犬「ふうた」がいます。
本人は高校時代から「ふうた」を癒やしの存在として紹介しており、高校卒業後に東京へ移る際にも、母と「ふうた」と一緒に暮らすことを明かしていました。
高校卒業後は積水化学へ|TWOLAPSを拠点にプロとして活動
久保凛選手は高校卒業後、大学へは進学せず、2026年から積水化学に所属しています。
競技では中・長距離トラッククラブ「TWOLAPS」を活動拠点とし、プロとして800mに専念する道を選びました。
大学進学は選択肢になかった
2026年1月に進路を発表した際、本人は大学進学について「大学というのはなかった」と説明しています。
高校卒業後も800mでもっと強くなりたいという思いがあり、競技に専念できる環境を選びました。
積水化学とTWOLAPSを選んだ理由
久保凛選手の指導を担当するのは、男子800mの元日本記録保持者で、2012年ロンドン五輪代表の横田真人氏です。
本人は、横田氏の経験や指導のもとで800mをさらに強くしたいと考え、積水化学に所属しながらTWOLAPSで活動する道を選びました。
高校時代に出場した世界陸上での経験も踏まえ、世界大会で通用し、メダルを狙える選手を目標にしています。
久保凛の2026年成績|日本選手権3連覇・U20世界5位
社会人1年目となった2026年も、久保凛選手は日本選手権やU20世界選手権、アジア大会など国内外の主要大会に出場しています。
日本選手権800mで3連覇
2026年6月13日の日本選手権女子800m決勝では、2分01秒54で優勝しました。
2024年、2025年に続く日本選手権3連覇を達成。この優勝で愛知・名古屋2026アジア競技大会の日本代表にも内定し、9月には実際に日本代表として出場しました。
U20世界選手権は5位
2026年8月にアメリカ・オレゴン州で開催されたU20世界選手権では、女子800mで決勝へ進出しました。
予選を2分03秒27、準決勝を2分04秒37で突破し、決勝では2分04秒00で5位に入りました。
2024年のU20世界選手権では6位だったため、2大会連続で決勝に進み、順位を一つ上げています。
本人は大会後、優勝を目標としていた悔しさを語りながら、この大会で得た気づきを次のレースへ生かしたいとコメントしています。
愛知・名古屋アジア大会は4位
2026年9月29日には、愛知・名古屋2026アジア競技大会の女子800m決勝に出場しました。
レースは先頭が1周目を1分06秒67で通過するスローペースとなり、終盤に一気にペースが上がる展開となりました。
久保凛選手は最後の直線までメダル争いに加わり、2分05秒46で4位。銅メダルとの差はわずか0秒12でした。
2026年の主な成績
| 大会 | 結果 | 記録 |
|---|---|---|
| 日本選手権800m | 優勝・3連覇 | 2分01秒54 |
| U20世界選手権800m | 5位 | 2分04秒00 |
| 愛知・名古屋アジア大会800m | 4位 | 2分05秒46 |
まとめ
久保凛選手は、2008年1月20日生まれ、和歌山県串本町出身の女子800m選手です。小学生時代はサッカーに取り組みながら、祖母が指導する陸上クラブにも通っていました。
潮岬中学校に進学すると陸上競技へ本格的に取り組み、中学3年生で全日本中学校陸上競技選手権大会800mを2分09秒96で優勝。東大阪大学敬愛高校では全国高校総体800mで史上初の3連覇を達成しました。
2024年には800mで1分59秒93をマークし、日本女子で初めて2分の壁を突破。2025年には日本選手権で1分59秒52を記録し、自身の日本記録をさらに更新しています。同年には東京世界陸上にも高校生として出場しました。
また、サッカー日本代表の久保建英選手はいとこにあたります。久保凛選手自身も小学生時代はサッカーを続けており、世界でプレーする久保建英選手の姿から刺激を受けていることを明かしています。
高校卒業後は大学へ進学せず、2026年から積水化学に所属。TWOLAPSを活動拠点として、横田真人氏の指導を受けながらプロとして800mに専念しています。
社会人1年目には日本選手権3連覇、U20世界選手権5位、愛知・名古屋アジア大会4位を記録しました。高校生の日本記録保持者として注目された段階から、現在は世界大会で結果を目指す社会人選手へと進んでいます。
日本記録1分59秒52を持つ久保凛選手が、今後さらに記録を伸ばせるのか。そして世界選手権やオリンピックなどの大舞台でどのような走りを見せるのか、今後の競技にも注目が集まりそうです。
出典・参考資料
- 日本陸上競技連盟|久保 凛 選手プロフィール
- 積水化学|久保 凛 選手プロフィール
- 日本陸上競技連盟|第110回日本選手権 女子800m決勝
- 積水化学|第21回U20世界陸上競技選手権大会 女子800m
- 日本陸上競技連盟|東京2025世界陸上 女子800m予選
- 串本町|広報くしもと2024年8月号
- 月陸Online|2022年全日本中学校選手権 女子800m
- 月陸Online|高校生FOCUS 久保凛
- 月陸Online|久保凛 800m史上初のインターハイ3連覇
- スポニチアネックス|久保凛 サッカーから陸上を選んだ理由
- スポニチアネックス|久保凛 久保建英から受ける刺激
- スポニチアネックス|久保凛 積水化学・TWOLAPSへの進路
- 日刊スポーツ|愛知・名古屋アジア大会 女子800m決勝
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