第2次高市改造内閣で文部科学大臣に就任した関芳弘(せき・よしひろ)氏。
「関芳弘とはどんな人物?」「これまでの経歴や学歴は?」「高市早苗首相とはどのような関係なの?」と気になった方もいるのではないでしょうか。
関氏は住友銀行に入行し、合併後の三井住友銀行でも勤務した後、2005年に衆議院議員へ転身した政治家です。
経済産業大臣政務官、環境副大臣、経済産業副大臣などを経て、2026年9月17日に文部科学大臣として初入閣しました。
2024年の自民党総裁選では高市早苗氏の推薦人を務め、その後の衆院選では高市氏が兵庫3区を訪れ、関氏を応援しています。
文科相就任後は、AI人材の育成や「AI for Science」、大学の研究力、学校でのICT活用などについて発言や視察を重ねています。
一方、2026年10月には、衆議院議員会館で政治資金パーティーを開いていたことが明らかになり、関氏が謝罪。10月16日には衆議院の議院運営委員会で厳重注意とすることが決まりました。
この記事では、関芳弘氏のプロフィールや学歴・経歴、高市首相との関係、文科相としての政策、旧安倍派の政治資金問題、議員会館での政治資金パーティー問題などを、2026年10月17日時点の情報で整理します。
- 関芳弘氏のプロフィールとこれまでの経歴
- 出身高校や大学、MBA取得までの学歴
- 高市早苗首相との政治的な関係
- 文部科学大臣に就任した背景と政策分野との接点
- 2026年10月17日までに見えてきた文科相としての重点政策
- AI・半導体・科学技術政策との関わり
- 旧安倍派の政治資金問題と議員会館での政治資金パーティー問題
- 旧統一教会関連団体との過去の接点
- 妻や子どもについて公表されている情報
関芳弘とは何者?現在は文部科学大臣
関芳弘氏は、兵庫3区選出の自由民主党所属の衆議院議員です。
1965年6月7日生まれで、2026年10月17日時点では61歳です。
2026年9月17日に発足した第2次高市改造内閣で文部科学大臣に就任し、初入閣しました。
衆議院の公式プロフィールでは当選7回と記載されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 関 芳弘(せき よしひろ) |
| 生年月日 | 1965年6月7日 |
| 年齢 | 61歳(2026年10月17日時点) |
| 出身地 | 徳島県小松島市 |
| 選挙区 | 兵庫県第3区 |
| 政党 | 自由民主党 |
| 当選回数 | 7回 |
| 現職 | 文部科学大臣 |
| 主な歴任 | 経済産業大臣政務官、環境副大臣、経済産業副大臣、衆議院環境委員長など |
| 銀行員時代 | 住友銀行・三井住友銀行 |
住友銀行から三井住友銀行へ
関芳弘氏は大学卒業後、すぐに政治家になったわけではありません。
1989年4月に住友銀行へ入行し、大阪の難波支店で融資や外回りなどを担当しました。
その後は大阪本店などで勤務し、2001年に住友銀行とさくら銀行が合併して三井住友銀行になった後も勤務を続けています。
2005年8月に退職した際の肩書は、事務統括部の上席推進役でした。
2005年に衆議院議員へ転身
関氏が初当選したのは、2005年9月の衆議院議員選挙です。
兵庫3区から出馬し、40歳で初当選しました。
その後は落選期間を挟みながら国政へ復帰し、2026年現在は当選7回です。
経済産業大臣政務官、環境副大臣、経済産業副大臣などを歴任し、経済・産業・環境分野を中心に経験を積んできました。
関芳弘の学歴は?関西学院大学からMBA取得まで

関芳弘氏は徳島県小松島市出身で、高校まで徳島県で過ごしています。
大学は関西学院大学経済学部を卒業しました。
その後、国会議員になってから英国国立ウェールズ大学経営大学院を修了し、MBAを取得しています。
| 時期 | 学歴 |
|---|---|
| 1978年3月 | 小松島市立南小松島小学校卒業 |
| 1981年3月 | 徳島大学教育学部附属中学校卒業 |
| 1984年3月 | 徳島県立城ノ内高等学校卒業 |
| 1989年3月 | 関西学院大学経済学部卒業 |
| 2015年11月 | 英国国立ウェールズ大学経営大学院修了・MBA取得 |
高校は徳島県立城ノ内高校
関氏の出身高校は徳島県立城ノ内高等学校です。
本人のプロフィールによると2期生で、中学時代には卓球部の主将も務めていました。
関西学院大学経済学部を卒業
1989年3月に関西学院大学経済学部を卒業しました。
本人の公式プロフィールでは、大学4年生の時に松下政経塾への合格内定を得ていたものの、住友銀行への就職を選んだと紹介されています。
国会議員になってからMBAを取得
関氏は2015年11月、英国国立ウェールズ大学経営大学院を修了し、MBAを取得しています。
衆議院の公式プロフィールにも、MBA取得が掲載されています。
関芳弘と高市早苗首相の関係は?
関芳弘氏と高市早苗首相には、自民党内で以前から政治的な接点があります。
特に分かりやすいのが、2024年の自民党総裁選と、その直後の衆議院議員選挙です。
2024年の総裁選で高市早苗氏の推薦人を務めた
関氏は、2024年の自民党総裁選で高市早苗氏の推薦人を務めました。
自民党が公表した高市氏の推薦人名簿にも、関芳弘氏の名前が掲載されています。
総裁選で候補者が立候補するためには、国会議員20人の推薦人が必要です。
関氏が、その20人の一人として高市氏の総裁選出馬を支えたことが確認できます。
衆院選では高市氏が兵庫3区まで応援に入った
2024年10月の衆議院議員選挙では、高市氏が関氏を応援するため兵庫3区を訪れています。
関氏は自身の公式サイトで、高市氏が神戸市垂水区で応援演説を行ったことを紹介しています。
関氏自身も、高市氏について「私が推薦人を務めた高市候補」と紹介していました。
総裁選だけでなく、その後の衆院選でも政治的なつながりが続いていたことが分かります。
2026年には高市首相が文科相に起用
2026年9月17日に発足した第2次高市改造内閣では、関氏が文部科学大臣に起用されました。
ただし、高市首相との政治的な近さだけが起用理由だったとする政府の公式説明は確認できません。
関氏自身も就任会見で、人事は総理の専権事項であり、高市首相が自分をどのように評価したのかは分からないと説明しています。
その一方で、民間企業での経験や経産・環境分野での経験、科学技術・イノベーション政策への関わりなどが、文科相として期待されたのではないかと自己分析しています。
高市首相との政治的な接点は確認できますが、文科相への起用理由については関氏の政策経験も合わせて見る必要があります。
関芳弘はなぜ文科相に?科学技術政策との接点も
関芳弘氏が文部科学大臣に起用された具体的な理由について、高市首相から詳しい説明が公表されているわけではありません。
そのため、「この経歴があったから文科相になった」と断定することはできません。
一方で、これまでの活動を見ると、科学技術・イノベーション、半導体、人材育成、大学教育など、文部科学行政と関係する分野に携わってきました。
科学技術・イノベーション政策に関わってきた
関氏は、科学技術・イノベーション推進特別委員会の理事を務めた経歴があります。
さらに、半導体戦略推進議員連盟では事務局長として活動してきました。
文部科学省は学校教育だけでなく、科学技術や学術研究も担当しています。
そのため、関氏が携わってきた科学技術、研究開発、人材育成は、現在担当する文部科学行政とも接点があります。
大学で客員教授を務めた経歴もある
関氏の公式プロフィールによると、神戸大学で客員教授や非常勤講師を務めた経歴があります。
2023年からは、神戸国際大学の客員教授も務めています。
大学教育の現場とも接点を持ってきたことが分かります。
文科相就任後は何をしている?2026年10月の最新動向
文部科学大臣への就任から約1か月が経過し、関芳弘氏が重視する分野も少しずつ見えてきました。
特に目立つのが、AI、科学研究、大学の研究力、学校教育でのデジタル技術の活用です。
AI人材育成と学校での生成AI活用に言及
2026年10月2日の記者会見では、AI人材の育成やAI研究について説明しています。
初等中等教育では、子どもたちが安全かつ主体的にAIを活用できる学習環境の整備が必要との考えを示しました。
情報活用能力の育成や、生成AIを適切に利用するための環境整備にも取り組む方針です。
高等教育や社会人向けでは、産学官が連携したAI分野の人材育成やリスキリングを進める考えも示しています。
「AI for Science」で科学研究を強化
関氏は、AIを科学研究そのものに活用する「AI for Science」にも力を入れる考えを示しています。
就任会見では、科研費の拡充、若手研究者の海外派遣、国際頭脳循環の強化とともに「AI for Science」を重点項目として挙げました。
AI、量子、半導体、フュージョンエネルギーなどの研究開発と人材育成にも取り組む方針です。
大学の研究力と国際競争力にも言及
関氏は、日本の基礎研究や学術研究の国際的な力を取り戻す必要性についても発言しています。
若手研究者の海外派遣や、海外の研究者との交流、国際共同研究などを通じて研究力を高める考えです。
10月にはSTSフォーラム年次総会に出席し、京都大学でも意見交換を行っています。
学校でのICT活用の現場も視察
関氏は2026年10月2日、埼玉県の戸田市立戸田第二小学校を訪れました。
学校では、ICTや生成AIを活用した授業の様子を視察しています。
生成AIの出力を参考にしながら、児童自身が文章を考え直す授業なども視察しました。
学校教育の中でAIやICTをどのように活用するかは、今後の文科行政でも重要なテーマとなりそうです。
ノーベル化学賞を受け、基礎研究の強化にも注目
2026年10月7日には、東京理科大学名誉教授の硤合憲三氏がノーベル化学賞を受賞しました。
文部科学省によると、関氏は硤合氏に電話で祝意を伝えています。
10月9日の記者会見でも、ノーベル化学賞や基礎研究の強化、日本の科学技術力がテーマとなりました。
関氏が就任会見で掲げた「科学の再興」をどのように政策へつなげるのかも注目されます。
関芳弘と半導体政策の関係は?

関芳弘氏は、半導体戦略推進議員連盟で事務局長として活動してきました。
本人の公式サイトでも、半導体産業への投資や国内の生産基盤について発信しています。
半導体だけでなく人材育成にも関わる
関氏は、半導体産業への支援だけでなく、人材育成の重要性についても発信してきました。
半導体は経済産業政策だけで完結する分野ではありません。
大学での研究開発や技術者の育成など、文部科学省が担当する高等教育・科学技術政策とも関係しています。
文部科学省では「ARIM半導体基盤プラットフォーム(ARIM-SETI)」や、半導体人材の育成拠点形成なども進めています。
経済・産業政策で半導体に関わってきた経験を、文科相として研究開発や人材育成へどう生かすのかも注目されます。
関芳弘の派閥は?旧安倍派に所属していた
関芳弘氏は、かつて自民党の清和政策研究会、いわゆる旧安倍派に所属していました。
旧安倍派を巡る政治資金問題では、関氏が代表を務める政党支部の政治資金収支報告書にも不記載があったことが明らかになっています。
政治資金収支報告書に836万円の不記載
神戸新聞によると、関氏が代表を務める政党支部では、2018年から2022年までの5年間で計836万円の不記載がありました。
2024年1月には、政治資金収支報告書の訂正を兵庫県選挙管理委員会へ届け出ています。
自民党は2024年4月、派閥の政治資金問題を巡り、関氏を「戒告」としました。
東京地検特捜部は不起訴処分
この件で刑事告発されていた関氏について、東京地検特捜部は2024年12月に不起訴処分としました。
テレビ朝日は、関氏について起訴猶予だったと報じています。
文科相就任会見でも政治資金問題について説明
2026年9月18日の文科相就任会見でも、政治資金収支報告書の不記載について質問が出ました。
関氏は政治不信を招いたことを反省していると述べ、現在は政治資金のルールに沿って対応していると説明しています。
議員会館での政治資金パーティー問題とは?
2026年10月には、関芳弘氏が2020年と2024年に衆議院議員会館で政治資金パーティーを開いていたことが明らかになりました。
衆議院議員会館では内規により許可を受けない商行為が禁じられており、関氏は10月13日の記者会見で謝罪しています。
2020年と2024年に議員会館で開催
関氏が代表を務める自民党兵庫県第3選挙区支部の政治資金収支報告書などによると、2020年12月に議員会館の会議室で政経セミナーを開催し、244万円の収入を計上しました。
支出は4万6424円でした。
2024年6月には議員会館内の事務所で政治資金パーティーを開き、81万円の収入に対して8万1957円を支出しています。
関氏は、得られた資金は政治活動に使っていると説明しました。
問題になったのは衆議院の内規
関氏は、政治資金パーティーは商行為とは異なると考えていたと説明しています。
しかし、2026年10月9日に衆議院事務局へ確認したところ、議員会館での開催は認められていないとの説明を受けたとしています。
10月13日の会見では、自身の認識不足だったとして謝罪し、今後は同じことをしない考えを示しました。
一方、政治資金規正法については、法令に従って開催したとの認識を説明しています。
10月16日に衆院議運委が厳重注意を決定
2026年10月16日、衆議院議院運営委員会の理事会は、内規に反して議員会館で政治資金パーティーを開いたとして、関氏を厳重注意とすることを決めました。
同日、関氏は参議院予算委員会でも、議員会館の利用に関する内規への理解が不足していたとして改めて謝罪しています。
836万円の不記載問題とは別の問題
今回の議員会館での政治資金パーティー問題と、旧安倍派を巡る836万円の政治資金不記載問題は別のものです。
前者は議員会館の利用ルールが問題となったもので、後者は派閥からの還流分などが政治資金収支報告書に記載されていなかった問題です。
二つの問題を分けて見ると、何が指摘されているのか理解しやすくなります。
関芳弘と旧統一教会関連団体との過去の接点は?
関芳弘氏については、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体との過去の接点が確認されています。
2022年に自民党が所属国会議員を対象に実施した点検では、関連団体の会合に本人が出席し、あいさつをしたケースが確認されています。
就任会見では現在は関係を絶っていると説明
2026年9月18日の文科相就任会見では、旧統一教会関連団体との過去の接点についても質問が出ました。
関氏は現在は当該団体との関係を絶っていると説明しています。
文部科学省は宗教法人行政も担当しているため、法令に基づいて職務を行う考えも示しました。
過去に接点が確認されたことと、現在の関係についての本人の説明は分けて見る必要があります。
関芳弘の妻や家族は?
関芳弘氏の家族について、現在の公式プロフィールでは詳しい情報は公表されていません。
過去には「妻と娘2人」と紹介
2014年の神戸新聞の記事では、関氏の家族について「妻と娘2人」と紹介されています。
一方、2026年10月17日時点の衆議院や本人の公式プロフィールでは、妻や娘の氏名、年齢、職業など詳しい情報は掲載されていません。
そのため、家族については公表されている範囲を超えて推測せず、確認できる情報だけを見るのが適切です。
まとめ
関芳弘氏は、徳島県小松島市出身で、関西学院大学経済学部を卒業後、住友銀行へ入行した経歴を持つ政治家です。
銀行の合併後は三井住友銀行でも勤務し、2005年に衆議院議員へ転身しました。
2024年の自民党総裁選では高市早苗氏の推薦人を務め、その後の衆院選では高市氏が関氏の応援のため兵庫3区を訪れています。
2026年9月17日には、第2次高市改造内閣で文部科学大臣として初入閣しました。
ただし、高市首相との政治的な関係だけが入閣理由だったとする公式な説明は確認されていません。
就任後は、AI人材の育成、AI for Science、大学の研究力、学校でのICT活用、基礎研究の強化などに取り組む考えを示しています。
これまで関わってきた半導体や科学技術政策の経験を、文部科学行政でどのように生かしていくのかが今後の注目点です。
一方、旧安倍派の政治資金問題では、関氏が代表を務める政党支部で836万円の不記載があり、自民党から戒告処分を受けた経緯があります。
さらに2026年10月には、2020年と2024年に衆議院議員会館で政治資金パーティーを開催していたことが問題となり、関氏が謝罪しました。
10月16日には、衆議院議院運営委員会の理事会が関氏を厳重注意とすることを決めています。
また、旧統一教会関連団体との過去の接点については、本人が現在は関係を絶っていると説明しています。
経歴や政策だけでなく、政治資金を巡る説明や、文科相として今後どのような政策を進めるのかも注目されます。
出典・参考資料
- 首相官邸|第2次高市改造内閣 閣僚等名簿
- 衆議院|関芳弘君 プロフィール
- 文部科学省|文部科学大臣 関芳弘 略歴
- 関芳弘公式サイト|プロフィール
- 自由民主党|総裁選2024 高市早苗候補・推薦人
- 関芳弘公式サイト|高市早苗候補とお訴え
- 文部科学省|2026年9月18日 関芳弘文部科学大臣記者会見
- 文部科学省|2026年10月2日 関芳弘文部科学大臣記者会見
- 文部科学省|戸田市立戸田第二小学校のICTを活用した学びの視察
- 文部科学省|2026年10月9日 関芳弘文部科学大臣記者会見
- 文部科学省|2026年10月13日 関芳弘文部科学大臣記者会見
- 文部科学省|2026年10月16日 関芳弘文部科学大臣記者会見
- FNNプライムオンライン|衆院議運委が関文科相を厳重注意へ
- 関芳弘公式サイト|半導体戦略推進議員連盟 活動報告
- 文部科学省|ARIM半導体基盤プラットフォーム
- 神戸新聞NEXT|関氏の政治資金収支報告書訂正
- 自由民主党|政治資金問題を巡る処分
- テレビ朝日|旧安倍派議員らへの不起訴処分
- 自由民主党|旧統一教会及び関連団体との関係について
- 神戸新聞NEXT|関芳弘氏の家族についての過去の記事
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