甲斐拓也(かい・たくや)選手が、巨人から楽天へ移籍しました。2026年10月30日に両球団が金銭トレードを発表し、11月3日には楽天で入団会見を開いています。新しい背番号は「37」です。
ソフトバンクから巨人へ移って、まだ2年。しかも、巨人とは5年契約の途中でした。「なぜトレードになったの?」「戦力外になったの?」「年俸はどうなるの?」と気になった方もいるでしょう。
今回の移籍には、巨人での出場機会の減少と、楽天の捕手補強という事情があります。両球団の説明を確認しながら、移籍理由や2026年の成績、契約、背番号、2027年の起用について紹介します。
- 甲斐拓也選手が巨人から楽天へ移籍した理由
- 2025年・2026年の成績と出場機会が減った背景
- 5年契約・推定年俸と金銭トレードの違い
- 楽天で背番号37を選んだ理由と11月3日の会見
- 2027年の正捕手争いと「甲斐キャノン」の実績
甲斐拓也は現在どこの球団?巨人から楽天へ金銭トレード
甲斐拓也選手は、2026年10月30日に読売ジャイアンツから東北楽天ゴールデンイーグルスへの移籍が発表されました。移籍の形は「金銭トレード」です。楽天球団の公式サイトでも発表されています。
11月3日には仙台市内の楽天モバイル最強パーク宮城で入団会見を開き、楽天のユニホーム姿を披露しました。2026年11月5日現在、34歳になったばかりです。
金銭トレードとは?戦力外通告とは違う
金銭トレードは、球団同士が合意し、選手の移籍に伴って金銭をやり取りする仕組みです。今回は、楽天が甲斐選手を獲得し、巨人へ金銭を支払う形で成立しました。選手同士を交換するトレードではありません。
大切なのは、甲斐選手が戦力外通告を受けたわけではないという点です。巨人と楽天が合意し、球団間のトレードとして正式に発表しました。トレード金額は公表されていません。
甲斐拓也のプロフィールと移籍までの球歴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 甲斐拓也(かい・たくや) |
| 生年月日 | 1992年11月5日 |
| 年齢 | 34歳(2026年11月5日時点) |
| 出身地 | 大分県 |
| 身長・体重 | 170センチ・87キロ(楽天の発表値) |
| 投打・守備位置 | 右投げ・右打ち/捕手 |
| 出身高校 | 楊志館高校(大分県) |
| プロ入り | 2010年育成ドラフト6位・ソフトバンク |
| 所属球団 | ソフトバンク → 巨人 → 楽天 |
| 楽天での背番号 | 37(2026年11月3日発表) |
2010年のドラフトでソフトバンクから育成6位指名を受け、2011年に入団しました。その後、2013年11月に支配下登録され、2017年から一軍の主力捕手として活躍しています。
甲斐拓也はなぜ巨人から楽天へトレードされた?

移籍の理由は、両球団の担当者の説明から読み取れます。巨人は甲斐選手の出場機会を増やしたいと考え、楽天は経験豊富な捕手を迎えたいと考えていました。
巨人は出場機会の少なさを説明
巨人の水野雄仁編成本部長は10月30日、甲斐選手が思うように試合へ出られていなかったことを説明しました。そのうえで、活躍できる場を用意したいと考え、楽天との話がまとまったと述べています。
甲斐選手は2024年オフに、自らフリーエージェント(FA)権を行使して巨人へ加入しました。FAは、一定の条件を満たした選手が移籍先を選ぶための制度です。今回の楽天移籍は、FAによる移籍ではなく球団間のトレードになります。
楽天の石井一久GMが獲得を働きかけた
楽天の石井一久ゼネラルマネジャー(GM)は、甲斐選手を迎えたいという考えから巨人に相談したと説明しています。楽天は2026年シーズンを最下位で終え、捕手を含むチームの立て直しが課題になっていました。
石井GMは、甲斐選手が強いチームで培った経験や、周囲をまとめる力に期待しています。移籍は一方的な放出ではなく、巨人と楽天の事情が一致した結果と見るのが、両球団の説明に沿った受け止め方です。
楽天は太田光のFA意向などで捕手の補強が必要だった
楽天では、2026年にチームの捕手として最多の100試合に出場した太田光選手が、国内FA権を行使する意向を示していました。11月5日時点では、その後の去就まで確定したわけではありません。
打力が持ち味の安田悠馬選手は、一塁手や指名打者として起用される機会が多くなっていました。さらに、経験のある捕手の退団もあり、捕手陣を厚くする必要がありました。
楽天は2026年ドラフトでも、青山学院大学の渡部海捕手を1位、東芝の萩原義輝捕手を4位で指名しています。新人を迎える方針と並行して、実績のある甲斐選手の獲得を進めたことになります。
巨人で出場機会が減ったのはなぜ?2025年と2026年の成績を比較

甲斐選手が巨人で過ごした2年間を比べると、試合数が大きく減ったことが分かります。日本野球機構(NPB)の公式記録では、2025年は68試合、2026年は13試合でした。
2025年は68試合に出場、8月には右手を骨折
巨人へ移籍した2025年は68試合に出場し、打率2割6分、4本塁打、20打点を記録しました。開幕戦でも先発出場しましたが、8月には右手の骨折で離脱しています。
けがによる離脱があったため、2025年の試合数だけで選手としての実力を判断することはできません。一方、2026年は起用の状況が大きく変わりました。
2026年は13試合・打率1割・2本塁打
| シーズン | 一軍出場 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年・ソフトバンク | 119試合 | .256 | 5本 | 43点 |
| 2025年・巨人 | 68試合 | .260 | 4本 | 20点 |
| 2026年・巨人 | 13試合 | .100 | 2本 | 2点 |
2026年の一軍成績は13試合、20打数2安打、打率1割、2本塁打、2打点です。安打は2本とも本塁打でした。限られた出場機会の中で結果を出した試合もありますが、一軍で先発捕手を務めたのは3試合にとどまりました。
巨人では岸田行倫選手や大城卓三選手らが先発マスクをかぶることが多く、捕手の起用をめぐる競争が続いていました。甲斐選手は二軍で過ごす期間も長くなっています。
「不仲」「干された」という噂に根拠はある?
出場機会が減ったことで、監督との関係やチーム内の事情を気にする方もいるかもしれません。ただし、今回のトレードについて、球団側が特定の人物との不仲を移籍理由として発表した事実は確認できません。
巨人の編成責任者が説明したのは、出場機会が少なかったことと、甲斐選手が活躍できる場を考えたことです。本人も退団時には、巨人での出会いや経験に感謝を伝えています。
甲斐拓也の年俸と5年契約はどうなる?トレード金額も確認
2024年オフに巨人へFA移籍した際、甲斐選手は5年総額15億円と報じられました。ただし、これは報道機関による推定金額であり、球団が全ての契約条件を公開したものではありません。
巨人とは2029年までの5年契約と報じられていた
2025年から2029年までの5年契約と報じられているため、2026年は契約の2年目でした。契約期間の途中で移籍が決まったことから、今回のトレードは異例だと報じられています。
推定総額15億円を5年で割ると年平均3億円ですが、毎年の実際の年俸が必ず3億円であることを意味しません。 出来高や年度ごとの支払い条件も、報道された総額だけでは分からないためです。
楽天が負担する年俸や移籍金はいくら?
2026年11月5日時点で、楽天が巨人に支払うトレード金額は公表されていません。巨人との契約の残りをどのような条件で扱うのか、球団間の負担割合なども明らかになっていません。
「5年総額15億円」は甲斐選手の契約規模に関する推定報道です。楽天が巨人へ15億円を支払ったという意味ではありません。 今回の移籍金と、選手本人の契約金額は別のものとして考える必要があります。
楽天での背番号はなぜ37?嶋基宏とのつながり

甲斐選手の楽天での背番号は「37」に決まりました。この番号は、楽天の正捕手として活躍し、2013年の日本一にも貢献した嶋基宏さんが現役時代に着けていた番号です。
尊敬する嶋基宏から背番号37を受け継いだ
11月3日の入団会見で甲斐選手は、石井GMから37番を提案されたことを説明しました。嶋さんとは以前に自主トレーニングを共にした経験があり、今も尊敬する先輩だと話しています。
背番号を決める前には嶋さん本人にも連絡し、励ましの言葉をもらったそうです。甲斐選手は、楽天にとって37番が持つ意味を理解したうえで、新しい番号を選びました。
ソフトバンク時代の62番・19番、巨人時代の10番から変更
ソフトバンク時代は、2014年から2019年まで「62」、2020年から2024年まで「19」を着けていました。19番は、名捕手の野村克也さんが現役時代に背負った番号です。その後、巨人では阿部慎之助さんが選手時代に着けていた「10」を受け継ぎました。
楽天では37番を背負います。野村さんゆかりの19番に続き、嶋さんゆかりの37番にも先輩捕手への敬意が込められています。
楽天で正捕手になる?2027年の起用と新人捕手との競争
楽天が甲斐選手に期待するのは、守備の経験と投手陣をまとめる力です。ただし、2027年の開幕戦で正捕手を務めるかどうかは決まっていません。 新しいチームでの競争が始まります。
ドラフト1位の渡部海や萩原義輝も捕手候補
楽天は2026年のドラフトで渡部海選手と萩原義輝選手を指名しています。両選手が入団すれば、甲斐選手と同じポジションをめぐる競争相手になります。
一方、甲斐選手には一軍での長い経験があります。石井GMは、若い捕手が甲斐選手の姿から学べる点にも期待していると説明しました。
若手投手とのコミュニケーションも大切な役割
11月3日の会見で甲斐選手は、楽天には力のある若い投手が多い印象だと語りました。また、岸孝之投手や前田健太投手の名前を挙げ、自分自身も話を聞きながら成長したいと話しています。
捕手は、投手の球を受けるだけではなく、試合の状況に応じて配球を考えたり、投手と意思疎通を図ったりする役割があります。甲斐選手が楽天の投手陣とどのような関係を築くかも見どころです。
11月4日にはチームメートから歓迎の声も
11月4日には、楽天の平良竜哉選手が甲斐選手の加入を歓迎しました。配球や野球への向き合い方について、話を聞いてみたいと報じられています。
入団会見の翌日という早い段階から、チーム内でも経験豊富な捕手の加入を前向きに受け止める声が出ています。
甲斐キャノンとは?ソフトバンク時代の実績と日本代表歴
甲斐選手を語るうえで欠かせないのが、強肩を表す愛称「甲斐キャノン」です。捕手から二塁などへ鋭く送球し、走者の盗塁を防ぐプレーが注目されました。
2018年の日本シリーズで盗塁を6度阻止しMVP
2018年の日本シリーズでは、広島の走者による盗塁を6度阻止しました。このシリーズで甲斐選手は最優秀選手(MVP)に選ばれています。
盗塁阻止は、相手チームの走者が次の塁を狙ったとき、捕手などの送球でアウトにすることです。走者の進塁を防げるため、試合の流れにも影響します。
ゴールデン・グラブ賞7回、ベストナイン3回
ソフトバンク時代から、守備で優れた選手に贈られるゴールデン・グラブ賞を7回、ベストナインを3回受賞しています。守備力だけではなく、長く一軍で試合に出てきた実績を示す記録です。
東京五輪と2023年WBCでも日本代表として活躍
甲斐選手は日本代表として、2021年の東京オリンピックや2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場しました。どちらも日本が優勝した大会です。
国内リーグだけでなく、国際大会でさまざまな投手とバッテリーを組んだ経験があります。楽天でも、その経験を生かせるか注目されています。
11月3日の楽天入団会見で甲斐拓也は何を語った?
甲斐選手は入団会見で、新しい環境への期待と、再び試合に出たい気持ちを語りました。2026年は出場機会が少なかっただけに、楽天で野球に取り組む姿勢が伝わる会見でした。
「勝ちに飢えている」と優勝への思いを表明
甲斐選手は、楽天のチームとしての優勝を目指し、自分にできることをやりたいと話しました。巨人での2年間を経て、今度は楽天の一員として勝利に貢献する考えです。
新しい環境で若い選手と競争することについても、プロの世界では競争が続くという考えを示しています。加入したから正捕手が約束されるという姿勢ではありません。
巨人での2年間については感謝を伝えた
移籍発表当日、甲斐選手は巨人で過ごした時間を振り返りました。山崎伊織投手や赤星優志投手との試合などを挙げ、チームでの経験や出会いを大切なものとして受け止めていると語っています。
突然の移籍には驚きもあったと明かしましたが、ファンへの感謝も伝えています。これまでの球団への思いと、新天地での挑戦は、どちらも本人の言葉からうかがえます。
甲斐拓也の楽天移籍でよくある疑問
移籍が発表されてから気になりやすい点を、2026年11月5日現在の情報で整理します。
甲斐拓也は巨人をクビになったの?
いいえ。今回発表されたのは、巨人と楽天が合意した金銭トレードです。戦力外通告や自由契約になったという発表ではありません。
甲斐拓也は自分から移籍を希望した?
石井GMは楽天側から巨人へ獲得を相談したと説明しています。甲斐選手本人が最初に移籍を申し出たという事実は、確認できた球団側の説明からは分かりません。
楽天移籍はFA?それともトレード?
2024年オフのソフトバンクから巨人への移籍はFAによるものです。一方、2026年10月の巨人から楽天への移籍は金銭トレードです。移籍方法が異なります。
楽天での年俸と契約年数は決まった?
巨人加入時の5年総額15億円という推定報道はありますが、楽天での具体的な支払い条件は公表されていません。移籍に伴って契約条件がどのように扱われたかも明らかではありません。
甲斐拓也は現在何歳?誕生日はいつ?
1992年11月5日生まれです。2026年11月5日に34歳になりました。楽天が10月30日に発表したプロフィールでは33歳と記載されていますが、発表時点の年齢による違いです。
2027年の楽天で背番号は何番?
2026年11月3日の入団会見で、背番号「37」が発表されています。尊敬する嶋基宏さんが楽天時代に着けていた番号です。
まとめ|甲斐拓也は楽天で背番号37を着けて再出発
甲斐拓也選手は2026年10月30日、巨人から楽天への金銭トレードが発表されました。巨人での出場機会が減っていたことと、楽天が捕手の補強を進めていたことが、移籍につながっています。
2026年の一軍出場は13試合、打率1割、2本塁打。巨人での5年契約は途中でしたが、楽天での年俸負担やトレード金額など、詳しい条件は公表されていません。
11月3日の会見で決まった背番号は37。甲斐選手が尊敬する嶋基宏さんから受け継ぐ番号です。楽天では新しく加わる捕手らとの競争も待っています。
「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩や日本代表での経験を、新しいチームでどこまで生かせるのか。2027年の一軍での起用が、今後の大きな注目点になります。
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