2026年のノーベル賞発表が、いよいよ10月5日から始まります。
「ノーベル賞2026はいつ発表される?」「日本時間では何時?」「今年も日本人が受賞する可能性はある?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
2025年には、坂口志文さんが生理学・医学賞、北川進さんが化学賞を、それぞれ共同受賞しました。
2026年は、筑波大学の柳沢正史さんがラスカー基礎医学研究賞、九州大学の安達千波矢さんがクラリベイト引用栄誉賞を受賞するなど、日本人研究者にも新たな国際的評価が加わっています。
ただし、ノーベル賞の正式な候補者は公表されません。「候補」として名前が挙がる研究者と、正式な候補者は分けて考える必要があります。
この記事では、2026年ノーベル賞の発表日程と日本時間、日本人で注目されている研究者、候補者が公表されない理由、賞金やノーベル賞の種類までわかりやすく整理します。
- 2026年ノーベル賞の発表日と日本時間
- 生理学・医学賞から経済学賞までの発表順
- 2026年に注目されている日本人研究者
- ノーベル賞の正式な候補者が分からない理由
- ノーベル賞の種類と2026年の賞金
- 2025年に受賞した日本人研究者
ノーベル賞2026はいつ発表?10月5日から12日まで
2026年のノーベル賞は、10月5日の生理学・医学賞から発表が始まります。
その後、物理学賞、化学賞、文学賞、平和賞と続き、10月12日の経済学賞で一連の発表が終了する予定です。
| 部門 | 発表日 | 日本時間の目安 |
|---|---|---|
| 生理学・医学賞 | 10月5日(月) | 18時30分以降 |
| 物理学賞 | 10月6日(火) | 18時45分以降 |
| 化学賞 | 10月7日(水) | 18時45分以降 |
| 文学賞 | 10月8日(木) | 20時以降 |
| 平和賞 | 10月9日(金) | 18時 |
| 経済学賞 | 10月12日(月) | 18時45分以降 |
ノーベル賞公式サイトが発表している時刻は、中央ヨーロッパ夏時間(CEST)です。
日本は7時間進んでいるため、日本時間に直すと上の表の時間になります。
生理学・医学賞や物理学賞などは「この時刻以降」とされているため、実際の発表時刻が少し遅くなる場合があります。

最初の発表は10月5日の生理学・医学賞
最初に発表されるのは、10月5日の生理学・医学賞です。
日本時間では18時30分以降に発表される予定で、カロリンスカ研究所のノーベル会議が受賞者を発表します。
翌6日が物理学賞、7日が化学賞となるため、週の前半は自然科学分野の発表が続きます。
ノーベル賞の発表はライブで見られる
2026年の各賞の発表は、ノーベル賞の公式デジタルチャンネルでライブ配信されます。
受賞者の名前をできるだけ早く知りたい場合は、発表予定時刻にノーベル賞公式サイトを確認するとよいでしょう。
2026年ノーベル賞の日本人候補は誰?正式候補は非公開
2026年のノーベル賞について、正式な「日本人候補者一覧」は発表されていません。
ノーベル財団の規定では、候補者や推薦者、選考に関する情報は50年間非公開とされています。
そのため、ニュースなどで「ノーベル賞候補」と紹介される研究者がいても、ノーベル委員会などが正式な候補者として公表したわけではありません。
国際的な賞の受賞歴や研究実績などから、ノーベル賞の発表前に研究者の名前が注目されることがあります。

柳沢正史さんは睡眠研究で国際的に評価
2026年に新たな国際的評価を受けた日本人研究者の一人が、筑波大学の柳沢正史教授です。
柳沢さんは、覚醒状態を保つことに関係する神経ペプチド「オレキシン」の発見など、睡眠の仕組みに関する研究で知られています。
2026年には、エマニュエル・ミニョー教授とともに「アルバート・ラスカー基礎医学研究賞」を受賞しました。
ラスカー賞は、医学・生物医学研究の分野で国際的に高く評価されている賞です。
柳沢さんは2023年にも、生理学・医学分野で「クラリベイト引用栄誉賞」に選ばれています。
こうした実績から、国際的に高い評価を受けている日本人研究者の一人といえます。
ただし、柳沢さんが2026年のノーベル賞に正式に推薦されているかどうかは、外部から確認できません。
安達千波矢さんは有機EL研究で注目
九州大学の安達千波矢主幹教授も、2026年に国際的な評価を受けた日本人研究者の一人です。
安達さんは、有機ELの発光効率を高める「熱活性化遅延蛍光(TADF)」などの研究で知られています。
スマートフォンやテレビなどにも使われる有機ELは、薄型で高画質なディスプレーを実現する技術として広く利用されています。
安達さんは2026年9月、クラリベイトが選ぶ「クラリベイト引用栄誉賞」の物理学分野に選出されました。
評価されたのは、リン光有機発光ダイオード(PHOLED)やTADFに関する先駆的な研究で、高効率の有機発光ダイオードの実現に貢献した点です。
クラリベイトによると、2002年の選出開始以降、引用栄誉賞に選ばれた研究者のうち89人が、その後ノーベル賞を受賞しています。
一方、クラリベイトは引用栄誉賞について、特定の年のノーベル賞受賞者を予想するものではないと説明しています。
引用栄誉賞はクラリベイト独自の選出であり、ノーベル財団が公表する候補者情報ではありません。
「ノーベル賞2026予想」は正式な候補者情報ではない
「ノーベル賞2026 予想」や「ノーベル賞候補」と検索すると、さまざまな研究者の名前が紹介されています。
ただし、受賞予想と正式な候補者は分けて考える必要があります。
ノーベル賞では自分自身を推薦することはできず、各賞で定められた資格を持つ推薦者から推薦を受ける仕組みです。
推薦できる人の範囲は部門によって異なり、大学教授や過去のノーベル賞受賞者などが含まれます。
推薦された人物の名前や推薦者、選考内容などは50年間公開されません。
つまり2026年時点で、「この人が正式候補です」と外部から確認することはできない仕組みです。
国際的な賞の受賞や研究の影響力は参考になりますが、それだけでノーベル賞の受賞が決まるわけではありません。
2025年は坂口志文さんと北川進さんが受賞
前年の2025年は、日本人研究者2人が、それぞれノーベル賞を共同受賞しました。
| 受賞者 | 部門 | 主な受賞内容 |
|---|---|---|
| 坂口志文さん | 生理学・医学賞 | 末梢免疫寛容に関する発見 |
| 北川進さん | 化学賞 | 金属有機構造体(MOF)の開発 |
坂口志文さんは、メアリー・E・ブランコウさん、フレッド・ラムズデルさんとともに、生理学・医学賞を受賞しました。
免疫が自分の体を攻撃しないよう調整する「末梢免疫寛容」に関する発見が評価されています。
北川進さんは、リチャード・ロブソンさん、オマー・M・ヤギーさんとともに化学賞を受賞しました。
内部に大きな空間を持つ「金属有機構造体(MOF)」の開発が受賞理由です。
2026年ノーベル賞の賞金はいくら?
2026年のノーベル賞の賞金は、1つの賞につき1,200万スウェーデン・クローナです。
ノーベル財団は2026年9月、前年の1,100万スウェーデン・クローナから100万クローナ増額すると発表しました。
2026年は最初のノーベル賞授与から125周年にあたり、賞の長期的な価値を保つことなどを理由に増額されています。
1つの賞を複数人で受賞した場合、賞金は受賞者の間で分配されます。
日本円での金額は為替相場によって変わるため、固定した円換算額ではありません。
受賞者には賞金のほか、ノーベル賞のメダルと賞状も贈られます。
ノーベル賞とは?一般に紹介される6部門を解説
ノーベル賞は、アルフレッド・ノーベルの遺言をもとに設けられた国際的な賞です。
最初のノーベル賞は1901年に授与されました。
| 部門 | 主な対象 |
|---|---|
| 物理学賞 | 物理学における重要な発見や研究 |
| 化学賞 | 化学における重要な発見や研究 |
| 生理学・医学賞 | 生命や医療に関する重要な発見 |
| 文学賞 | 優れた文学作品や文学活動 |
| 平和賞 | 平和の実現に貢献した人物や団体 |
| 経済学賞 | 経済学に大きく貢献した研究 |
物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞の5部門は、ノーベルの遺言をもとに設けられました。
一般に「経済学賞」と呼ばれる賞は後から加わったもので、正式名称は「アルフレッド・ノーベル記念スウェーデン国立銀行経済学賞」です。

ノーベル賞はどこの国の賞?
ノーベル賞は、スウェーデンを中心に運営されている賞です。
物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、経済学賞の授賞式は、スウェーデンのストックホルムで行われます。
一方、平和賞はノルウェーのノーベル委員会が受賞者を選び、授賞式もノルウェーのオスロで行われます。
まとめ|ノーベル賞2026は10月5日から発表
2026年のノーベル賞は、10月5日の生理学・医学賞から始まり、10月12日の経済学賞まで順番に発表されます。
日本時間では、生理学・医学賞が10月5日18時30分以降、物理学賞と化学賞は18時45分以降の予定です。文学賞は20時以降、平和賞は18時、経済学賞は18時45分以降となっています。
2026年は、睡眠研究でラスカー基礎医学研究賞を受賞した柳沢正史さんや、有機EL研究でクラリベイト引用栄誉賞に選ばれた安達千波矢さんなど、日本人研究者にも国際的な評価が加わっています。
ただし、ノーベル賞の正式な候補者や推薦内容は受賞者の発表後も公表されず、50年間非公開です。「候補」と紹介されている人物が、正式に推薦されていると確認されたわけではありません。
また、2026年の賞金は1部門につき1,200万スウェーデン・クローナに増額されています。
前年の2025年には、坂口志文さんと北川進さんがそれぞれノーベル賞を共同受賞しました。
2026年に日本から新たな受賞者が誕生するのか、まずは10月5日から始まる公式発表を確認していきましょう。
出典・参考資料
- Nobel Prize|2026年ノーベル賞の発表日程
- Nobel Prize|ノーベル賞の推薦と選考について
- Nobel Peace Prize|2026年ノーベル賞の賞金を1,200万スウェーデン・クローナに増額
- Nobel Prize|ノーベル賞の基礎情報
- Nobel Prize|2025年ノーベル生理学・医学賞
- Nobel Prize|2025年ノーベル化学賞
- AMED|柳沢正史教授 2026年アルバート・ラスカー基礎医学研究賞を受賞
- 筑波大学|柳沢正史教授 2023年クラリベイト引用栄誉賞を受賞
- 九州大学|安達千波矢主幹教授 クラリベイト引用栄誉賞を受賞
- Clarivate|Citation Laureates 2026
- Nobel Prize|ノーベル賞の授賞式について
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