ChatGPTは、2026年6月以降もさまざまな更新が行われています。
ただ、モデル名やプランごとの表示が変わると、「自分はどれを使えばいいのか」「今まで使っていたモデルは何になったのか」と迷ってしまう人も多いでしょう。
この記事では、OpenAIの公式情報をもとに、普段ChatGPTを使っている人に関係しやすい変更だけを整理します。
特に大事なのは、GPT-5.6 Solの限定プレビュー、GPT-4.5の提供終了、モデル選択画面の変更、GPT-5.5 Instantの更新、メモリ機能やタスク機能の改善です。
2026年6月以降、ChatGPTで変わったこと

2026年6月以降の更新で、一般ユーザーに関係しやすいものをまとめると次のようになります。
| 変更点 | 一般ユーザーへの関係 |
|---|---|
| GPT-5.6 Solの限定プレビュー | 話題性は高いが、今すぐ全員が使えるわけではない |
| GPT-4.5の提供終了 | 以前GPT-4.5を使っていた人に関係する |
| モデル選択画面の変更 | PlusやProの人が特に確認したい内容 |
| GPT-5.5 Instantの更新 | 普段の回答の質や使いやすさに関係する |
| 音声入力の改善 | 音声でChatGPTを使う人に関係する |
| メモリ機能の改善 | 自分に合った回答や記憶の管理に関係する |
| タスク機能の改善 | リマインダーや定期作業を使う人に関係する |
| Windows版アプリの不具合情報 | アプリがうまく動かない人に関係する |
ここで大事なのは、「新しいモデルが発表された」ことと、「自分のChatGPT画面で今すぐ使える」ことは別だという点です。
GPT-5.6 Solは発表されたが、まだ限定プレビュー

GPT-5.6 Solは、OpenAIが発表した新しいモデルです。
GPT-5.6シリーズには、Sol、Terra、Lunaという3つのモデルがあります。
GPT-5.6 Sol・Terra・Lunaの違い
簡単に言うと、次のような位置づけです。
| モデル名 | ざっくりした特徴 |
|---|---|
| GPT-5.6 Sol | 最も高性能なモデル |
| GPT-5.6 Terra | 性能とコストのバランスを重視したモデル |
| GPT-5.6 Luna | 速さと費用対効果を重視したモデル |
OpenAI公式ヘルプでは、GPT-5.6はソフトウェア開発、専門的な知識作業、科学研究、サイバーセキュリティなどの分野での進歩が説明されています。
ChatGPT Plusでも今すぐ使えるわけではない
GPT-5.6について一番誤解しやすいのは、発表されたからといって、ChatGPT Plusの人がすぐ使えるわけではないという点です。
OpenAI公式ヘルプでは、GPT-5.6 Sol、Terra、Lunaはプレビュー期間中、APIとCodexを通じて一部の信頼できるパートナーや組織に提供されると説明されています。
さらに、プレビュー期間中はChatGPTでは利用できないとも案内されています。
つまり、現時点では次のように理解すると分かりやすいです。
「GPT-5.6が出たから、自分のChatGPT PlusもGPT-5.6になった」とは考えない方がよいです。
GPT-4.5終了とモデル表示の変更

今回、読者が一番混乱しやすいのはここです。
GPT-4.5が見つからなくなり、さらにモデル選択画面の表示も変わったため、「自分の使っていたモデルは何になったのか」が分かりにくくなっています。
GPT-4.5はChatGPTから提供終了
OpenAI公式リリースノートによると、2026年6月26日をもって、GPT-4.5はカスタムGPTを含めてChatGPTで利用できなくなりました。
既存のGPT-4.5の会話は、GPT-5.5で継続できると説明されています。
つまり、「前はGPT-4.5を選べたのに、今は見つからない」という場合、設定ミスではなく、公式に提供が終了したためと考えられます。
なお、この変更はChatGPTに関するものです。
公式リリースノートでは、APIには変更がないと案内されています。
GPT-4.5はMediumやHighに変わったわけではない
ここは特に大事です。
GPT-4.5は、MediumやHighに名前が変わったわけではありません。
GPT-4.5はChatGPTでの提供が終了し、過去のGPT-4.5の会話はGPT-5.5で続ける形です。
一方で、MediumやHighは、以前のThinking系モデルの表示が整理されたものです。
そのため、GPT-4.5とMedium・Highは別の話として考えると分かりやすくなります。
旧表示と新表示の対応表
OpenAI公式リリースノートでは、モデル選択画面の表示が次のように整理されたと説明されています。
| 以前の表示 | 新しい表示 |
|---|---|
| Instant | Instant |
| Thinking – Light | 削除 |
| Thinking – Standard | Medium |
| Thinking – Extended | High |
| Thinking – Heavy | Extra High |
| Pro Standard | Pro Standard |
| Pro Extended | Pro Extended |
つまり、以前のThinking系は次のように考えると分かりやすいです。
有料プランの人は、新しい表示でどれに属する?

ここが、今の読者にとって特に大事な部分です。
ChatGPTには、Go、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduなどのプランがあります。
有料プランではモデル選択画面を使えますが、表示される選択肢はプランによって違います。
Plusの人はInstant・Medium・High
OpenAI公式ヘルプでは、PlusユーザーはInstant、Medium、Highを選択できると説明されています。
| ChatGPT Plusで見える主な表示 | 内容 |
|---|---|
| Instant | 日常的な質問にすばやく答えるモデル |
| Medium | 標準的な推論を使うモデル |
| High | より深く考える拡張推論のモデル |
つまり、ChatGPT Plusを使っている人は、新しい表示では主にInstant、Medium、Highを見ることになります。
以前Thinking – Standardを使っていた人は、Mediumに近い表示になったと考えると分かりやすいです。
以前Thinking – Extendedを使っていた人は、Highに近い表示になったと考えるとよいでしょう。
Proの人はExtra HighやPro系も使える
Proユーザーは、Plusで使えるInstant、Medium、Highに加えて、Extra High、Pro Standard、Pro Extendedも選べます。
OpenAI公式ヘルプでも、ProユーザーはExtra High、Pro Standard、Pro Extendedも選択できると説明されています。
| ChatGPT Proで追加される表示 | 内容 |
|---|---|
| Extra High | GPT-5.5 Thinkingの中で最も高い推論レベル |
| Pro Standard | GPT-5.5 Proの標準的な推論 |
| Pro Extended | GPT-5.5 Proの拡張推論 |
そのため、Plusの人がExtra HighやPro Standard、Pro Extendedを見つけられなくても、基本的には不具合ではありません。
それらは主にPro向けの選択肢です。
Go・Business・Enterprise・Eduはどうなる?
Goは個人向けの有料プランですが、PlusやProとは表示される選択肢や利用上限が異なります。
利用できる機能や上限は変わる場合があるため、細かい回数よりも、自分の画面に表示されている内容を確認するのが安全です。
Business、Enterprise、Eduは組織向けのプランです。
これらのワークスペースでは、プランでサポートされる推論オプションやProオプションが利用できます。
ただし、EnterpriseやEduでは、管理者の設定によって見えるモデルが変わる場合があります。
| プラン | 新しい表示の考え方 |
|---|---|
| Go | Freeより多く使える個人向け。 有料だがPlusとは使える範囲や上限が異なる |
| Plus | Instant、Medium、High |
| Pro | Instant、Medium、Highに加えて、Extra High、Pro Standard、Pro Extended |
| Business | プランで対応する推論・Proオプションを利用 |
| Enterprise | 管理者設定により表示が変わる場合あり |
| Edu | 管理者設定により表示が変わる場合あり |
PlusはProに変わったわけではない
ここも誤解しやすい点です。
モデル表示が変わっても、Plusが自動的にProになったわけではありません。
PlusはPlusのままです。
Plusの人は、基本的に次のように理解すると分かりやすいです。
GPT-5.5 Instantの更新で、普段の回答も変わった
GPT-5.5 Instantは、ChatGPTでよく使われるモデルです。
OpenAI公式リリースノートでは、2026年6月24日にGPT-5.5 Instantの更新が案内されています。
相談・計画・買い物などで使いやすくなった
公式リリースノートでは、GPT-5.5 Instantについて、意思決定、相談、計画、調査、買い物などの場面で会話の質を向上させる更新だと説明されています。
たとえば、次のような使い方をしている人は、変化を感じるかもしれません。
ただし、必ず正しい答えになるわけではない
回答が改善されたからといって、ChatGPTが必ず正しい答えを出すわけではありません。
特に、医療、法律、金融、契約、仕事上の重要な判断では、ChatGPTの回答だけで決めない方が安全です。
公式情報や専門家の確認も合わせて行うことが大切です。
音声入力も使いやすくなった
2026年6月26日の公式リリースノートでは、ChatGPTのディクテーション、つまり音声入力に使われる音声テキスト変換モデルの更新も案内されています。
日本語の聞き取りも改善対象
OpenAIは、日本語、韓国語、中国語、ウルドゥー語、ベトナム語、アクセントのある英語などで文字起こし精度の改善が確認されたと説明しています。
また、騒がしい場所や小さな声でも、より安定して機能するとされています。
ただし、これは裏側の改善です。
音声入力の使い方そのものが大きく変わるわけではありません。
音声でChatGPTを使っている人は、「前より聞き取りが安定しやすくなったかもしれない」と考えると分かりやすいです。
メモリ機能は、より確認・修正しやすくなった
ChatGPTのメモリ機能も改善されています。
メモリ機能とは、ChatGPTがあなたの好みや過去の会話内容を参考にして、より合った回答を出しやすくする機能です。
メモリの内容を確認しやすくなった
OpenAI公式リリースノートでは、メモリのアップグレードにより、ChatGPTがより最新の文脈を保てるようになったと説明されています。
回答のパーソナライズに使われる可能性のあるメモリは、ソースやメモリ要約で確認できるとも案内されています。
たとえば、次のような点を確認しやすくなります。
| 確認したいこと | 理由 |
|---|---|
| ChatGPTが覚えている内容 | 古い情報や不要な情報が残っていないか確認できる |
| メモリがオンかオフか | 覚えてほしくない場合に調整できる |
| メモリ要約 | ChatGPTが自分をどう理解しているか見やすい |
| 一時チャット | 記憶させたくない会話に使える |
Plus・Proではメモリ容量も拡大
公式リリースノートでは、米国のPlusおよびProユーザー向けに提供が始まり、PlusとProではメモリ容量が2倍になるとも説明されています。
今後、FreeやGo、追加の国にも拡大予定とされています。
ただし、メモリ機能はプランや国によって提供状況が違う場合があります。
自分の画面にまだ表示されていない場合でも、順次展開中の可能性があります。
タスク機能は、リマインダーや定期作業に使いやすくなった
ChatGPTには、指定した時間にリマインダーを出したり、定期的な作業を頼んだりできるタスク機能があります。
Plus以上で使える便利機能
OpenAI公式リリースノートでは、2026年6月17日にスケジュール設定タスクの更新が案内されています。タスクを見つけやすくなり、管理しやすくなり、通知もより役立つものになると説明されています。
たとえば、次のような使い方ができます。
タスクには上限がある
タスク機能は、Plus、Pro、Business、Enterpriseユーザー向けに展開中です。
ただし、有効なタスク数の上限はプランによって異なり、タスクは1時間に1回を超えて実行できないと説明されています。
便利な機能ですが、「ChatGPTが完全に自動で何でもやってくれる」と考えるより、リマインダーや定期チェックを手伝ってくれる機能として使うのがよいでしょう。
Windows版ChatGPTアプリの不具合は、公式ステータスを確認する
Windows版ChatGPTアプリで、ログインできない、画面がうまく表示されない、アプリが動かないといった問題が起きることがあります。
2026年6月28日にWindowsアプリの問題が掲載
OpenAIステータスの履歴では、2026年6月28日に「ChatGPT Windows desktop app」に関する問題が掲載され、影響を受けたサービスは復旧済みと表示されています。
そのため、Windowsアプリで不具合がある場合は、まず公式ステータスを確認するのが安全です。
不具合があるときの確認手順
Windowsアプリでうまく動かない場合は、次の順番で確認すると分かりやすいです。
Web版では使えるのにWindowsアプリだけ不安定な場合、アプリ側やパソコン環境の問題も考えられます。
反対に、Web版でも同じように使えない場合は、OpenAI側の障害情報を確認する価値があります。
料金プランは、細かい金額より「自分のプランで何が使えるか」を見る
ChatGPTの料金プランには、Free、Go、Plus、Pro、Business、Enterpriseなどがあります。
公式料金ページでは、Freeは試しに使う人向け、Goはより多く使いたい個人向け、Plusは高度な作業や生産性向け、Proは研究やコーディング向け、BusinessやEnterpriseは組織向けとして案内されています。
ただし、今回の記事で大事なのは料金そのものではなく、自分のプランでどの表示が使えるかです。
特に個人向けでは、次のように考えると分かりやすいです。
| プラン | 見方 |
|---|---|
| Free | GPT-5.5へのアクセスは制限あり |
| Go | Freeより多く使える個人向け。有料だがPlusとは違う |
| Plus | Instant、Medium、Highが中心 |
| Pro | Plusの内容に加えて、Extra HighやPro系も使える |
「自分の画面に表示されない」ときは、不具合とは限りません。
プラン、国、アプリのバージョン、順次展開のタイミングによって、まだ使えないこともあります。
今回の更新で一般ユーザーが気をつけること
2026年6月以降のChatGPT更新で、一般ユーザーが特に気をつけたいのは次の点です。
GPT-5.6はまだ限定プレビュー
GPT-5.6 Solは発表されていますが、現時点では限定プレビューです。
ChatGPT Plusの人が今すぐ使えるわけではありません。
公式ヘルプでも、プレビュー期間中はChatGPTでは利用できないと説明されています。
GPT-4.5は提供終了
GPT-4.5は、ChatGPTでの提供が終了しています。
MediumやHighに名前が変わったわけではありません。
Plusの人はInstant・Medium・Highが中心
ChatGPT Plusの人は、新しいモデル表示では主にInstant、Medium、Highを使う形です。
Extra HighやPro Standard、Pro Extendedは主にPro向けです。
公式情報を確認しながら使う
ChatGPTは今後も、モデル名や機能の表示が変わる可能性があります。
SNSの情報だけで判断せず、OpenAI公式リリースノートや公式ヘルプ、公式ステータスを確認しながら使うことが大切です。
まとめ
2026年6月以降のChatGPT更新では、モデル名や表示が大きく整理されました。
特に混乱しやすいのは、GPT-4.5の提供終了と、モデル選択画面の変更です。
GPT-4.5はMediumやHighに変わったわけではなく、ChatGPTでの提供が終了しています。
過去のGPT-4.5の会話はGPT-5.5で続けられると案内されています。
一方、モデル選択画面では、以前のThinking系が分かりやすい名前に整理されました。
Thinking – StandardはMedium、Thinking – ExtendedはHigh、Thinking – HeavyはExtra Highです。
ChatGPT Plusを使っている人は、基本的にInstant、Medium、Highを見る形になります。
Proの人は、これに加えてExtra High、Pro Standard、Pro Extendedも使えます。
Go、Business、Enterprise、Eduはそれぞれ表示や利用範囲が異なるため、自分のプランの画面で確認することが大切です。
また、GPT-5.6 Solは発表されていますが、まだ限定プレビューです。
ChatGPT Plusで今すぐ使えるわけではありません。
今回の更新は少し分かりにくいですが、整理すると大切なのはシンプルです。
Plusの人はInstant・Medium・High、Proの人はさらにExtra HighやPro系、GPT-4.5は提供終了、GPT-5.6はまだ限定プレビュー。
この4つを押さえておけば、今のChatGPTの変更点はかなり理解しやすくなります。
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