「えきねっととは何ができるサービス?」「予約したらSuicaだけで乗れる?」「紙のきっぷは受け取らなくてよい?」と迷っている人も多いのではないでしょうか。
えきねっとは、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が運営するインターネット予約サービスです。東北・北海道・上越・北陸新幹線などをはじめ、全国の新幹線や主なJR特急列車を検索・予約できます。ただし、えきねっとで予約した列車が、すべてチケットレスになるわけではありません。予約した商品によって、交通系ICカード、乗車用QRコード、スマートフォン、紙のきっぷのいずれかを使って乗車します。
この記事では、2026年7月31日時点の公式情報をもとに、えきねっとの会員登録、予約方法、新幹線eチケット、在来線チケットレス、えきねっとQチケ、紙のきっぷの受け取り、トクだ値、複数人利用、変更・払い戻しまでまとめました。スマートEXやタッチでGo!新幹線との違いも整理しているので、初めて利用する人でも、自分に合った予約方法と乗車方法を判断できます。
- えきねっとは、JR東日本が運営する新幹線・特急列車などのインターネット予約サービス
- 会員登録と年会費は無料で、新規登録にはJRE IDを利用する
- 予約した商品によって、交通系ICカード、QRコード、紙のきっぷなどを使い分ける
- 新幹線eチケットの対象は、東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線
- 紙のきっぷは対応する駅で受け取り、コンビニでは受け取れない
- 変更・払い戻し条件は、商品、支払い方法、発券・改札入場の状況によって異なる
えきねっととは?JR東日本の列車予約サービス
えきねっとは、JR東日本が運営するインターネット予約サービスです。パソコンやスマートフォンから、全国の新幹線や主なJR特急列車の検索、空席確認、予約、変更、払い戻しなどができます。
JR東日本以外の列車も検索・予約できますが、一部の列車や区間は対象外です。また、予約できる列車と、交通系ICカードなどでチケットレス乗車できる列車は同じではありません。
えきねっとでできること
えきねっとでは、主に次のことができます。
- 新幹線や特急列車の検索・予約
- 指定席や自由席の申込み
- 新幹線eチケットの購入
- 在来線チケットレス商品の購入
- えきねっとQチケの購入
- 紙の乗車券・特急券の予約
- えきねっと限定割引商品の購入
- JRE POINTの獲得・利用
- 予約内容の確認・変更・払い戻し
予約画面では、経路を検索した後に「新幹線eチケット」「在来線チケットレス特急券」「えきねっとQチケ」「紙のきっぷ」などから、利用できる商品を選びます。
会員登録と年会費は無料
えきねっとの会員登録と年会費は無料です。新規会員登録では、JR東日本グループの共通IDである「JRE ID」を使用します。
登録時には、主に次の情報を用意します。
- メールアドレス
- JRE ID
- 氏名
- 生年月日
- パスワード
- 連絡先
携帯電話番号を登録すると、SMS認証を設定できます。会員登録後は、クレジットカードや交通系ICカードの情報も登録できます。
詳しい登録手順は、えきねっと公式「新規会員登録の方法」で確認できます。
JRE IDと従来のえきねっとIDの関係
2026年7月時点では、新規会員登録にJRE IDを利用します。従来のえきねっとIDを利用している会員は、公式サイトの案内に従ってJRE IDへ切り替えられます。
JRE IDへ切り替えた後は、従来のえきねっとIDとパスワードではログインできなくなるため、登録したJRE IDを忘れないようにしましょう。
えきねっとで予約できる主な新幹線・特急列車
えきねっとでは全国の新幹線や主なJR特急列車を申し込めますが、チケットレス乗車の対象は商品ごとに異なります。
特に重要なのは、「えきねっとで予約できるか」と「新幹線eチケットで乗れるか」は別の話という点です。
新幹線eチケットを利用できる新幹線
新幹線eチケットの対象は、次の新幹線です。
- 東北新幹線
- 北海道新幹線
- 秋田新幹線
- 山形新幹線
- 上越新幹線
- 北陸新幹線
新幹線eチケットを購入し、予約した座席と交通系ICカードを紐づけると、紙のきっぷを受け取らずに新幹線改札を通過できます。
東海道・山陽・九州新幹線も予約できる場合がある
えきねっとの経路検索では、東海道・山陽・九州新幹線を含む列車も申し込める場合があります。
ただし、東海道・山陽・九州・西九州新幹線は、えきねっとの新幹線eチケット対象外です。えきねっとで申し込んだ場合は、紙のきっぷを受け取って乗車するケースが基本となります。
東京から名古屋、京都、新大阪、広島、博多、鹿児島中央方面へチケットレスで乗車したい場合は、スマートEXも選択肢になります。
JR東日本以外の駅では受け取れないきっぷがある
えきねっとで予約できた列車でも、すべてのJR駅できっぷを受け取れるわけではありません。
JR東日本の駅では幅広いきっぷを受け取れますが、JR北海道、JR東海、JR西日本の北陸エリアでは、予約内容によって受け取れない場合があります。JR西日本の北陸エリア以外、JR四国、JR九州、JR以外の鉄道会社では、えきねっとの紙のきっぷを受け取れないケースがあります。
旅行先で受け取る予定の場合は、予約を確定する前に受取可能駅を確認してください。
えきねっとの使い方|会員登録から乗車まで

えきねっとの基本的な使い方は、列車を検索し、商品と座席を選び、支払いと乗車準備を行う流れです。
操作画面は変更されることがありますが、基本的な手順は次のとおりです。
JRE IDとえきねっと会員を登録する
初めて利用する場合は、JRE IDを作成して、えきねっと会員登録を行います。
登録後にクレジットカードや交通系ICカードを保存しておくと、予約や新幹線eチケットの設定を進めやすくなります。ただし、交通系ICカードを会員情報へ登録しただけでは、予約した列車に乗れる状態にはなりません。
新幹線eチケットを利用するときは、予約ごとに座席とICカードを紐づける必要があります。
乗車駅・降車駅・日時・人数を入力する
えきねっとへログインしたら、出発駅、到着駅、乗車日、時間帯、人数を入力して列車を検索します。
駅名の入力を間違えると、希望とは異なる経路が表示されることがあります。乗り換えを含む場合は、出発駅と到着駅だけでなく、利用する列車や経由駅も確認しましょう。
経路と列車を選ぶ
検索結果から、利用したい時間帯と列車を選びます。
同じ経路でも、列車によって選べる商品や座席の種類が異なります。通常の商品に空席があっても、トクだ値などの割引商品は売り切れていることがあります。
きっぷの種類と商品を選ぶ
予約時に最も注意したいのが、きっぷの種類です。
主な選択肢には次のものがあります。
- 新幹線eチケット
- 在来線チケットレス特急券
- 在来線チケットレス座席指定券
- えきねっとQチケ
- 紙のきっぷ
- 新幹線eチケット(トクだ値)
- 特急トクだ値
似た名称でも、乗車方法や乗車券の扱いが異なります。安さだけで選ばず、改札で何を使うのか、乗車券が含まれているのかを確認してください。
座席を選ぶ
指定席を申し込む場合は、座席の位置を選びます。
列車や申込時期によっては、シートマップから座席を指定できます。一方、事前受付や早期予約では、座席表による位置指定ができません。
複数人で申し込む場合も、早期予約では座席が離れる可能性があります。
乗車券が含まれているか確認する
新幹線eチケットは、乗車券と特急券がセットになった商品です。
一方、在来線チケットレス特急券は、原則として指定席特急券のみの商品です。列車に乗るための乗車券や定期券、交通系ICカードの運賃が別に必要です。
予約確認画面では、次の両方がそろっているか確認しましょう。
- 列車の座席を利用するための特急券・指定席券
- 乗車区間を移動するための乗車券・IC運賃
支払い方法を選ぶ
えきねっとの主な支払い方法は、次のとおりです。
- クレジットカードなど
- コンビニ支払い
- 金融機関のATM・ネットバンキング
- 駅での支払い
ただし、商品や購入区間によって選べない支払い方法があります。新幹線eチケットを前日または当日に申し込む場合や、チケットレス商品の一部、早期予約などは、クレジットカード等での支払いに限定されます。
コンビニ支払いを選べる予約でも、期限までに支払いを完了しないと自動的に取り消されます。
予約後に乗車方法を確認する
予約が完了したら、マイページや申込完了メールで、次の項目を確認します。
- 乗車日と発車時刻
- 列車名と座席番号
- 乗車駅と降車駅
- 支払い状況
- 乗車券の有無
- 改札で使用するもの
- ICカードの紐づけ状況
- 紙のきっぷの受取場所
「予約完了」と表示されていても、ICカードの紐づけや紙のきっぷの受け取りが残っている場合があります。乗車方法まで確認して、初めて準備が完了したと考えましょう。
チケットレスと紙のきっぷの違い
えきねっとで予約しても、必ずチケットレスになるわけではありません。
チケットレスという言葉には、新幹線eチケット、在来線チケットレス、えきねっとQチケなど、仕組みの異なる複数の商品が含まれます。
| 乗車方法 | 主な対象 | 改札などで使うもの | 紙の受け取り | 乗車券の扱い |
|---|---|---|---|---|
| 新幹線eチケット | 対象の新幹線 | 登録した交通系ICカード | 原則不要 | 乗車券と特急券がセット |
| 在来線チケットレス | 対象の特急・指定席列車 | 交通系ICカードや別途用意した乗車券。予約内容を確認できる端末も携帯 | 不要 | 別途、乗車券が必要な場合が多い |
| えきねっとQチケ | 対象エリア | 乗車用QRコード | 不要 (紙のきっぷとして受取不可) | 乗車券を含む。他の乗車券類との併用不可 |
| 紙のきっぷ | 取扱対象列車 | 発券した紙のきっぷ | 必要 | 予約内容による |
新幹線eチケットと在来線チケットレス商品の違いは、特に重要です。新幹線eチケットは乗車券と特急券がセットですが、在来線チケットレス特急券や座席指定券では、別に乗車券を用意します。

新幹線eチケット
新幹線eチケットは、予約した座席と交通系ICカードを紐づけ、改札機へタッチして乗車する商品です。
紙のきっぷを受け取る必要がなく、乗車券と特急券がセットになっています。対象は東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線です。
在来線チケットレス特急券・座席指定券
在来線チケットレス特急券は、対象の在来線特急列車へ、紙の指定席特急券を受け取らずに乗車できる商品です。
ただし、特急券だけの商品であるため、乗車券や定期券、交通系ICカードの運賃を別に用意します。スマートフォンを改札へタッチして乗車する仕組みではありません。
車掌や駅係員から確認を求められた場合は、スマートフォンなどからえきねっとへログインし、購入履歴を提示します。在来線チケットレス座席指定券も、座席指定券のみの商品です。
えきねっとQチケ
えきねっとQチケは、乗車用QRコードを対応する自動改札機へかざして乗車するサービスです。会員本人が利用するには、えきねっとチケットレスアプリが必要です。紙のきっぷとして受け取ることはできません。
2026年7月31日時点では対象エリアが限定されています。JR東日本は、2026年11月1日乗車分から上信越エリアと首都圏全エリアへ拡大し、一部区間を除くJR東日本全エリアで利用できるようにすると発表しています。
※2026年11月1日乗車分からの対象エリア拡大は、2026年7月31日時点の公式発表に基づく予定です。利用時には最新の対象エリアをご確認ください。
最新の対象エリアと利用条件は、えきねっと公式「えきねっとQチケ」で確認できます。
なお、えきねっとQチケは、交通系ICカード、定期券、紙の乗車券など、他の乗車券類と併用できません。
紙のきっぷ
紙のきっぷを選んだ場合は、乗車前に対応する駅の指定席券売機やみどりの窓口などで受け取ります。
新幹線eチケットとして予約した後に、交通系ICカードを使わず紙のきっぷとして受け取れる場合もあります。ただし、発券後は変更や払い戻しの手続き場所、JRE POINTの付与条件などが変わることがあります。
新幹線eチケットの利用方法
新幹線eチケットでは、予約した座席と乗車する人の交通系ICカードを紐づけます。
会員情報へICカード番号を登録しただけでは、予約との紐づけは完了しません。予約履歴から、利用する座席ごとにICカードを設定してください。
利用できる主な交通系ICカード
新幹線eチケットでは、SuicaやモバイルSuicaをはじめ、対応する全国相互利用対象の交通系ICカードを利用できます。
カード型だけでなく、対応するモバイル交通系ICカードも使用できます。ただし、カードや利用区間によって取り扱いが異なる場合があります。
改札では登録したICカードをタッチする
乗車当日は、予約へ紐づけた交通系ICカードを新幹線改札機へタッチします。
登録していない別のICカードを使うと、予約情報を読み取れません。在来線から新幹線へ乗り継ぐ場合も、原則として新幹線eチケットへ紐づけたものと同じICカードを使います。
新幹線eチケットは最大6人まで予約できる
新幹線eチケットは、1回の予約で最大6人まで申し込めます。
複数人でチケットレス乗車する場合は、座席ごとに乗車する人の交通系ICカードを紐づけます。1枚のICカードを全員分の座席へ登録して、順番に改札を通ることはできません。
特定都区市内制度は適用されない
新幹線eチケットには、「東京都区内」「山手線内」「仙台市内」などの特定都区市内制度が適用されません。
たとえば在来線の駅から東京駅まで移動して新幹線へ乗る場合、在来線区間のIC運賃が別にかかります。紙のきっぷと新幹線eチケットでは合計金額が異なる場合があるため、出発駅から目的地までの総額で比較しましょう。
家族や友人など本人以外の分も予約できる?
家族や友人と一緒に乗る場合は、えきねっとで複数人分をまとめて予約できます。
ただし、本人以外の利用条件は商品ごとに異なります。新幹線eチケットでは人数分の交通系ICカードを座席へ紐づけますが、えきねっとQチケでは、予約した会員本人が同行しなければなりません。同行者用の乗車用QRコードは、会員本人がアプリから配布します。
紙のきっぷを予約した場合は、同行者が自分で受け取れる「受取用QRコード」を共有できる場合があります。ただし、申込時に使ったクレジットカードで受け取る方法では、カード名義人以外は受け取れません。
予約者が乗らない場合、ICカードの登録方法、予約内容の確認方法、改札の通り方などは商品によって変わります。
詳しくは、次の記事で解説しています。
紙のきっぷはどこで受け取る?
えきねっとで予約した紙のきっぷは、対応する駅の指定席券売機、みどりの窓口、話せる指定席券売機などで受け取ります。
コンビニで紙のきっぷを受け取ることはできません。コンビニは、対応する予約で代金を支払う場所として利用できます。
受け取れる駅は予約内容によって異なる
主な受取可能エリアは次のとおりです。
- JR東日本の対応駅
- JR北海道の対応駅
- JR東海の対応駅
- JR西日本の北陸エリアにある一部の対応駅
ただし、JR北海道、JR東海、JR西日本北陸エリアでは、一部の商品や区間を受け取れません。JR東日本独自の割引商品などは、JR東日本の駅で事前に受け取る必要があります。
最新の受取場所と対象商品は、えきねっと公式「紙きっぷのお受取り・乗車方法」で確認してください。
受け取りに必要なもの
紙のきっぷの受け取りに必要なものは、支払い方法や受取方法によって異なります。
主に使用するものは次のとおりです。
- 受取用QRコード
- 受取コード
- えきねっと会員番号
- 予約番号
- 申込時に使用したクレジットカード
クレジットカードを使って受け取る場合は、申込時に選択したカードが必要です。名義人以外は、そのクレジットカードを使って受け取れません。
詳しい受取場所、必要なもの、券売機の操作方法は、次の記事をご覧ください。
えきねっとトクだ値とは?
えきねっとトクだ値は、えきねっと会員向けに販売される列車・席数・区間限定の割引商品です。
2026年7月時点では、新幹線向けの「新幹線eチケット(トクだ値)」、在来線特急向けの「特急トクだ値」などが案内されています。どちらも乗車券と特急券がセットになった商品です。
割引率は商品・列車・区間によって異なる
トクだ値の名称に付く「1」「14」などの数字は、主に申込期限を表しています。
ただし、すべての列車に同じ割引率が設定されるわけではありません。次の条件によって、商品や価格が異なります。
- 利用する列車
- 乗車区間
- 乗車日
- 申込期限
- 販売期間
- 発売席数
期間限定で割引率の高いタイムセールが行われることもありますが、常に最大50%引きなどと一律に説明することはできません。
指定した列車以外には乗れない
新幹線eチケット(トクだ値)や特急トクだ値は、指定された列車、座席、区間に限って有効です。
指定列車に乗り遅れた場合、後続列車の自由席や立席を利用できず、改めてきっぷの購入が必要になる場合があります。また、変更後も元の割引率が引き継がれるとは限りません。
トクだ値の買い方、対象列車、割引率、注意点は、次の記事で詳しく解説しています。
えきねっとでJRE POINTは貯まる?使える?
えきねっととJRE POINTの会員情報を連携すると、対象となる列車やサービスの利用でJRE POINTが貯まります。
貯まったポイントは、新幹線eチケットのJRE POINT特典、在来線チケットレス特急券のJRE POINT特典、座席のアップグレードなどに利用できます。
旧制度の「えきねっとポイント」と、現在のJRE POINTは別の仕組みです。
また、JRE POINTは「えきねっとで購入するすべてのきっぷ代金に、1ポイント1円で直接使える」という制度ではありません。対象商品や必要ポイント数、交換方法を確認して利用します。
紙のきっぷとして受け取る場合も、受取方法によってポイント付与の可否が異なります。公式案内では、指定席券売機で受け取って乗車した場合は対象となる一方、みどりの窓口で受け取った場合は対象外となるケースが示されています。
予約はいつからできる?早期予約と事前受付の違い
JRの指定席は、原則として乗車日の1か月前の午前10時から発売されます。
えきねっとには、通常発売のほかに「事前受付」と「早期予約」があります。名称は似ていますが、座席を確保するタイミングが異なります。
通常予約
通常の指定席予約は、原則として乗車日の1か月前の午前10時から始まります。
発売後に空席があれば、申込みを完了した時点で予約が成立します。
事前受付
事前受付は、通常発売日の1週間前から申込みを受け付ける制度です。
受付期間は、原則として乗車日の1か月と1週間前の午後2時から、乗車日の1か月前の午前9時54分までです。実際の座席手配は、発売開始となる午前10時以降に行われます。
事前受付は「優先的に座席を確保してもらえる制度」ではありません。満席などにより予約が成立しない場合があります。
詳しい条件は、えきねっと公式「事前受付について」で確認できます。
早期予約
早期予約は、JR東日本・JR北海道エリアの一部新幹線について、乗車日の最大3か月前から座席を予約できる制度です。
申込期間は、乗車日の3か月前の午後2時から、1か月と8日前の午後11時50分までです。対象は一部列車の新幹線eチケット基本商品で、トクだ値、自由席、TRAIN DESKなどは対象外です。
| 項目 | 早期予約 | 事前受付 | 通常予約 |
|---|---|---|---|
| 主な申込時期 | 最大3か月前 | 1か月と1週間前 | 1か月前 |
| 座席の確保 | 申込時に予約成立 | 発売開始後に手配 | 申込時に予約成立 |
| 主な対象 | 一部新幹線の基本商品 | 対象列車・商品 | 発売中の商品 |
| 座席位置指定 | できない | できない | 対応列車では可能 |
| 主な支払い方法 | クレジットカード等 | 商品による | 商品による |
早期予約は1回の申込みにつき1列車で、乗り継ぎや往復をまとめて申し込めません。複数人の場合は座席が離れる可能性もあります。
対象列車や申込条件は、えきねっと公式「早期予約について」をご確認ください。
予約変更・払い戻しの注意点

えきねっとの予約は変更や払い戻しができますが、すべての商品で同じ条件が適用されるわけではありません。
次の条件によって、手続きできる場所、期限、手数料が変わります。
- 購入した商品
- 支払い方法
- 紙のきっぷを受け取ったか
- 交通系ICカードで改札に入ったか
- Qチケで旅行開始後か
- 列車の出発時刻を過ぎたか
紙のきっぷは受取前と受取後で手続きが変わる
紙のきっぷを受け取る前であれば、えきねっとのマイページから変更・払い戻しできる場合があります。
受け取った後は、えきねっとサイト上では変更・払い戻しができず、駅での手続きが必要です。新幹線eチケット(トクだ値)や特急トクだ値は、紙のきっぷとして受け取った後の変更ができません。
コンビニなどで支払った予約は変更できない場合がある
コンビニ、金融機関、駅支払いを選んだ予約は、支払い後にえきねっと上で変更できない場合があります。
変更したいときは、いったん払い戻してから新しく予約し直す必要があり、所定の払い戻し手数料がかかります。
新幹線eチケットは改札入場前に手続きする
新幹線eチケットは、交通系ICカードで新幹線改札へ入場する前に変更・払い戻しを行います。
通常の申込みは、列車出発時刻の4分前までなど、商品ごとにオンライン手続きの期限が決められています。紙のきっぷは列車出発時刻の6分前まで、在来線チケットレス商品は列車出発時刻までが基本ですが、23時台の申込みには別の時刻制限があります。
払い戻し手数料は商品と受取状況で異なる
払い戻し手数料は、購入した商品、えきねっと特典の適用状況、紙のきっぷの受取前後などによって異なります。
乗車券と指定席券を同時に払い戻す場合は、それぞれに手数料がかかることもあります。また、紙のきっぷを受け取る前と受け取った後では、手数料や手続き場所が変わる場合があります。
トクだ値などの割引商品は、通常商品とは異なる払い戻し条件が設定されています。具体的な金額は、申込履歴に表示される案内と、えきねっと公式「お申込み内容の変更・払戻」をご確認ください。
出発時刻を過ぎると払い戻せない場合がある
指定席特急券は、列車の発車時刻を過ぎると無効となり、未使用でも払い戻しできないことがあります。
利用しないことが分かった時点で、早めに手続きを行いましょう。運休や大幅な遅延などの輸送障害時は、通常とは異なる取り扱いになる場合があります。
えきねっととスマートEXの違い
えきねっととスマートEXは、どちらも新幹線をインターネットで予約できるサービスですが、主な対象路線が異なります。
どちらが優れているかではなく、利用する新幹線に合わせて選ぶことが大切です。
| 比較項目 | えきねっと | スマートEX |
|---|---|---|
| 運営・提供 | JR東日本 | JR東海・JR西日本・JR九州 |
| 主な対象 | 東北・北海道・秋田・山形・ 上越・北陸新幹線、全国の主なJR列車 | 東海道・山陽・九州新幹線 |
| 年会費 | 無料 | 無料 |
| チケットレス乗車 | 対象路線・商品で対応 | 東京~鹿児島中央で対応 |
| 主に使うもの | 交通系ICカード、QRコード、スマートフォン | 登録した交通系ICカード |
| 紙のきっぷ | 対応駅で受取可能 | 対応駅で受取可能 |
| 主な割引商品 | トクだ値など | EX早特など |
| ポイント | JRE POINT | EXポイント |
スマートEXは、JR東海、JR西日本、JR九州が提供する、東海道・山陽・九州新幹線のネット予約・チケットレスサービスです。年会費は無料で、登録した交通系ICカードを使って乗車できます。

えきねっとが向いている人
えきねっとは、主に次の新幹線や列車を利用する人に向いています。
- 東北新幹線
- 北海道新幹線
- 秋田新幹線
- 山形新幹線
- 上越新幹線
- 北陸新幹線
- JR東日本やJR北海道の特急列車
スマートEXが向いている人
スマートEXは、主に次の方面へ東海道・山陽・九州新幹線で移動する人に向いています。
- 名古屋
- 京都
- 新大阪
- 岡山
- 広島
- 博多
- 熊本
- 鹿児島中央
東京から新大阪へ行く場合などは、えきねっとで紙のきっぷを予約する方法もありますが、交通系ICカードでチケットレス乗車したい場合はスマートEXが分かりやすい選択肢です。
エクスプレス予約との違い
エクスプレス予約も、東海道・山陽・九州新幹線を対象とするネット予約サービスです。
スマートEXは年会費無料ですが、エクスプレス予約はサービス年会費1,100円(税込)が必要です。エクスプレス予約は、年間を通じた会員価格などを重視する人向けのサービスです。
新幹線eチケットとタッチでGo!新幹線の違い
新幹線eチケットとタッチでGo!新幹線は、どちらも交通系ICカードを使いますが、仕組みは異なります。
| 比較項目 | 新幹線eチケット | タッチでGo!新幹線 |
|---|---|---|
| 事前予約 | 必要 | 不要 |
| 主な座席 | 指定席・自由席など | 対象区間の自由席 |
| 支払い | 予約時に決済 | ICカードのチャージ残額 |
| 利用準備 | 予約とICカードを紐づけ | 初回のみ利用開始登録 |
| 座席指定 | 可能な商品あり | 不可 |
| えきねっと予約 | えきねっとの商品 | えきねっと予約とは別 |
タッチでGo!新幹線は、初回の利用開始登録を行った交通系ICカードへ事前にチャージし、対象区間の新幹線自由席へ予約せずに乗車するサービスです。えきねっとで予約した座席情報を、タッチでGo!新幹線へ登録する仕組みではありません。
指定席を確保したい場合は新幹線eチケット、対象区間の自由席へ予約せずに乗りたい場合はタッチでGo!新幹線というように使い分けます。
えきねっとを利用するときの注意点
えきねっとを利用するときは、予約が完了したことだけで安心せず、乗車方法と予約条件を確認しましょう。
予約後に改札で使うものを確認する
予約した商品によって、改札で使うものが異なります。
- 新幹線eチケット:紐づけた交通系ICカード
- えきねっとQチケ:乗車用QRコード
- 紙のきっぷ:受け取った紙の乗車券・特急券
- 在来線チケットレス:交通系ICカードや別途用意した乗車券を使用し、必要な場合は購入履歴を提示
名称だけで判断せず、予約履歴に表示される乗車方法を確認してください。
交通系ICカードの登録と紐づけは別
交通系ICカードをえきねっとの会員情報へ登録しても、すべての予約に自動的に使われるわけではありません。
新幹線eチケットでは、予約した座席と乗車する人のICカードを紐づけます。複数人の場合は、全員分の登録状況を確認しましょう。
紙のきっぷは早めに受け取る
紙のきっぷは当日に受け取れる場合もありますが、券売機の混雑、窓口の営業時間、受取可能駅の制限などがあります。
初めて利用する駅や、JR東日本エリア外で受け取る場合は、前日までの受け取りも検討すると安心です。
えきねっとを装う偽メールに注意する
えきねっとを名乗り、「自動退会」「アカウント停止」「支払い情報の更新」などと不安をあおる偽メールや偽サイトが確認されています。
メールやSMSに記載されたリンクを安易に開かず、検索やブックマーク、公式アプリなどからアクセスしてください。アクセス先が、えきねっとの公式ドメインであることも確認しましょう。
偽メールの具体例や公式ドメインは、えきねっと公式「偽メール・偽サイトへの注意」で確認できます。
クレジットカード番号やパスワードを偽サイトへ入力してしまった場合は、カード会社や関係機関へ速やかに連絡しましょう。
えきねっとに関するよくある質問
えきねっとは無料で使えますか?
えきねっとの会員登録と年会費は無料です。
ただし、予約した列車の運賃・料金や、予約を取り消した場合の払い戻し手数料などは必要です。
えきねっとで予約すると必ずチケットレスになりますか?
必ずチケットレスになるわけではありません。
新幹線eチケット、在来線チケットレス、えきねっとQチケを選べる列車もあれば、紙のきっぷを受け取る必要がある列車や商品もあります。
えきねっとで東海道新幹線を予約できますか?
えきねっとの検索結果から、東海道新幹線を含む列車を予約できる場合があります。
ただし、東海道新幹線はえきねっとの新幹線eチケット対象外です。交通系ICカードでチケットレス乗車したい場合は、スマートEXの利用も検討してください。
家族や友人の分も予約できますか?
家族や友人と同じ行程で乗る場合は、複数人分をまとめて予約できます。
新幹線eチケットは最大6人まで申し込めますが、チケットレス乗車では人数分の交通系ICカードが必要です。えきねっとQチケは、予約した会員本人の同行が必要です。
紙のきっぷは当日でも受け取れますか?
受取期限内で、対応する指定席券売機や窓口が営業していれば、当日に受け取れる場合があります。
ただし、受取可能駅、券売機の種類、窓口の営業時間は予約内容や駅によって異なります。列車の発車直前ではなく、時間に余裕を持って受け取ってください。
まとめ
えきねっとは、JR東日本が運営する新幹線・特急列車などのインターネット予約サービスです。全国の新幹線や主なJR特急列車を検索・予約できますが、利用する列車や商品によって乗車方法が異なります。
東北・北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線では、交通系ICカードを使う新幹線eチケットを利用できます。在来線チケットレス特急券は特急券のみの商品が中心で、別に乗車券やIC運賃が必要です。えきねっとQチケでは乗車用QRコードを使い、紙のきっぷを選んだ場合は、対応する駅で事前に受け取ります。
特に注意したいのは、えきねっとへ交通系ICカードを登録しただけでは、すべての予約で乗車できるようになるわけではない点です。新幹線eチケットでは座席とICカードの紐づけが必要で、複数人の場合は原則として人数分のICカードを用意します。コンビニは対応する予約の支払いには使えますが、紙のきっぷの受取場所ではありません。
トクだ値、変更、払い戻しの条件も商品ごとに異なります。割引率だけで商品を選ばず、指定列車以外へ乗れるか、乗り遅れた場合はどうなるか、発券後に変更できるかまで確認してから購入しましょう。
東北・北海道・上越・北陸方面などはえきねっと、東海道・山陽・九州新幹線をチケットレスで利用する場合はスマートEXというように、利用する路線を基準に選ぶと分かりやすくなります。
この記事の情報は2026年7月31日時点で確認しています。料金、商品名、対象列車、受付期限、変更・払い戻し条件などは変更される可能性があるため、予約前にはえきねっと公式サイトに表示される最新条件も確認してください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント