2025年9月、東京で開催される世界陸上は、日本陸上界にとって“過去最大級のチャンス”となる一戦です。
自国開催という地の利、声援の後押し、そして選手たちの成熟した実力が揃い、メダル獲得が現実味を帯びてきました。
特に注目すべきは、「やり投」「3000m障害」「男子4×100mリレー」など、日本勢が世界でも好成績を収めてきた種目たち。
北口榛花選手や三浦龍司選手をはじめ、世界と互角に渡り合えるアスリートたちが、日本の陸上ファンに希望を届けてくれます。
この記事では、「日本勢が有利」とされる注目種目と、その背景にある成績・戦略・現地応援の効果について、わかりやすく解説します。
観戦計画のヒントにもなりますので、ぜひ最後までご覧ください!
2025年9月、東京で開催される世界陸上は、日本陸上界にとって“過去最大級のチャンス”となる一戦です。
自国開催という地の利、声援の後押し、そして選手たちの成熟した実力が揃い、メダル獲得が現実味を帯びてきました。
特に注目すべきは、「やり投」「3000m障害」「男子4×100mリレー」など、日本勢が世界でも好成績を収めてきた種目たち。
北口榛花選手や三浦龍司選手をはじめ、世界と互角に渡り合えるアスリートたちが、日本の陸上ファンに希望を届けてくれます。
この記事では、「日本勢が有利」とされる注目種目と、その背景にある成績・戦略・現地応援の効果について、わかりやすく解説します。
観戦計画のヒントにもなりますので、ぜひ最後までご覧ください!
やり投(北口榛花)|金メダル最有力の日本人エース
パリ五輪女王が、東京で“世界連覇”を狙う注目種目!
北口榛花選手の実績
- 2023・2024年世界陸上で連覇達成
- 2024パリ五輪で金メダル獲得
- シーズン平均記録も世界トップクラス
北口選手は単なる一発屋ではなく、複数年にわたって安定した成績を出し続ける日本陸上界の宝。技術・体力・メンタルすべてにおいて成熟した「世界女王」です。
やり投で勝つためのカギ
- 助走のスピードとタイミング
- 投擲時の体の開きや角度
- 気象条件(風向き)も勝負を左右
やり投は繊細な競技。特に“風”の影響が大きいため、地元開催による慣れた環境は北口選手にとって大きなアドバンテージになります。
地元開催が後押しに
- 観客の声援による集中力アップ
- 試合前の移動・生活環境の安定
- メディア露出により注目度も増加
日本開催だからこそ、「見ている人の多さ」が力になる。
北口選手の投てきに合わせて、会場がどよめき、歓声が響く——その雰囲気がさらなる大記録を呼ぶ可能性大です。
3000m障害(三浦龍司)|「日本人不利」を覆す快挙なるか
アフリカ勢の牙城に挑む、世界と戦う“技巧派ランナー”
三浦龍司選手の進化
- 日本記録保持者(8分03秒43・2025年モナコDL)
- 世界ランキングでもトップ10入り常連
- アジア圏唯一の“世界と競る”障害走者
三浦選手は、日本だけでなくアジアの誇り。
3000m障害という競技でアフリカ勢と互角に渡り合う数少ない存在です。
3000m障害とは?
- 距離3,000m+障害物(水濠含む)を越える長距離種目
- 跳ぶ技術・スタミナ・ペース配分すべてが問われる
- 世界の上位はケニア・エチオピアなどアフリカ勢が独占
走る+跳ぶの複合競技であり、単なる長距離走とは異なる“技術と戦略”のスポーツ。
高低差のあるハードルと水濠が最大の難所です。
三浦選手が世界と戦える理由
- 障害越えの技術が非常にスムーズ
- ペース配分と終盤の粘りが世界トップレベル
- メンタルも強く、国際大会でも物怖じしない
特にハードル越えの“無駄のない動作”は圧巻。
跳躍のたびに差がつくこの競技において、フォームの正確性が大きな武器になっています。
注目はラスト1000mの攻防
- 前半は控えめに、中盤で流れを読み、終盤で一気にスパート
- ラスト2周でのポジション取りが勝負の分かれ目
- 北口選手同様、声援の“押し”が記録につながるかも
東京開催では、地元の熱気が三浦選手を後押ししてくれるはず。
歴史的な表彰台、そして金メダルへの挑戦から目が離せません。
男子4×100mリレー|チーム力で狙う再びの表彰台
個の力より“チームの総合力”が勝負を分けるリレー競技
過去の栄光を振り返る
- 2008年 北京五輪:銅メダル
- 2016年 リオ五輪:銀メダル(アジア記録)
- 世界陸上でも常にファイナリスト入りの常連国
日本の男子リレーは、世界トップスプリンターを揃えるアメリカ・ジャマイカに“チーム力”で挑む構図。
毎回世界を驚かせる走りを見せてきました。
バトンパスが命運を分ける
- スムーズな“アンダーハンドパス”が最大の武器
- バトンゾーン内でのスピードと正確性が日本の強み
- 失敗すれば即失格、成功すればメダル圏内へ
日本のリレーは世界でも数少ない“技術型チーム”。
選手個々の爆発力では劣っていても、バトンの精密さで補ってきた歴史があります。
注目の選手たち(予想メンバー)
- サニブラウン・アブデル・ハキーム:日本のエーススプリンター
- 坂井隆一郎:2024年パリ五輪メンバー、安定感とスピード
- デーデー・ブルーノ:爆発力のある第3走者候補
- 上山紘輝や栁田大輝:成長株として控えにも注目
メンバー構成はレース直前まで変動があるが、どの組み合わせでも“速くて美しい”日本らしいリレーが期待されます。
地元・東京でのリレーは特別
- スタジアム全体が日本チームを後押し
- 観客と一体になって走る「4人目」の存在
- ミスのない“黄金のバトンパス”が再びの栄光へ導く
東京で走るということは、世界一の応援が背中を押してくれるということ。
失敗の許されないバトンに、全国の想いが託されます。
十種競技(丸山雄馬)|マルチアスリートの快挙に期待
走・跳・投すべてをこなす“究極の総合競技”で世界に挑む
十種競技とは?
- 男子限定で実施される2日間の複合競技
- 計10種目の成績をポイント換算し、総合得点で競う
- “キング・オブ・アスリート”と呼ばれる理由はここにある
競技構成は、100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m(1日目)、110mハードル、円盤投、棒高跳、やり投、1500m(2日目)。
極めてタフで、選手の総合力が試されます。
丸山雄馬選手に注目
- 日本歴代3位の記録保持者(2024年時点)
- 各種目でバランスのとれた安定感のある成績
- 精神的にも強く、後半戦での粘りに定評あり
派手な一発記録こそ少ないものの、“平均点の高さ”が丸山選手の強み。
精神的な強さと競技全体を見通す力に長けています。
見どころは2日目後半戦
- 技術系の円盤・棒高跳・やり投が重要
- 最終種目1500mは、メダル争いの天王山
- 精神力と持久力がぶつかる最終盤はドラマ必至
2日目は体力の限界に挑む種目が続きます。
最後まで順位がわからないのも十種競技の醍醐味であり、観客も手に汗握る展開になります。
日本人にとっての十種競技の難しさと魅力
- 体格的に欧米選手に比べて不利な面も
- だが細やかな技術・精神的な粘りで勝負が可能
- 東京開催ならではの応援が“最後の一押し”に
日本人が十種競技で上位に入るのは簡単ではありません。
しかし、地元・東京での声援は、丸山選手にとって何よりの武器となるでしょう。
混合リレー/400mハードルなども台頭中!
注目度急上昇の新種目と伝統種目に日本勢が食い込むチャンス!
男女混合4×400mリレーの可能性
- 2019年ドーハ世界陸上から正式種目化
- 男子2人+女子2人の順番は自由
- チーム構成と順番戦略が勝敗を左右するユニークな種目
日本はこれまで準決勝止まりだが、個々の選手の底上げと戦略次第では決勝進出や記録更新の可能性も。
展開が読めず、観客にも人気が高まっています。
女子400mハードルも注目株
- 青山華依選手を筆頭に、世界大会での決勝進出経験あり
- スピード・技術・リズム感の三拍子が求められる難関種目
- 海外勢との競り合いでタイムが急成長中
400mハードルは、ただ走るだけでなく「ハードルをいかにリズムよく越えるか」がポイント。
近年の日本選手はこの“リズム力”で強化が進んでいます。
急成長する短中距離種目全般に注目
- 混合リレーや400m障害など「新定番種目」への挑戦が進む
- 若手育成・新戦力の登場で層が厚くなってきている
- 大舞台での経験値が、メダルへの近道に
従来の種目だけでなく、新興・注目種目にも日本選手の“台頭の兆し”が見え始めています。
未来のメダル候補がこの東京大会で名乗りを上げるかもしれません。
まとめ|日本勢の熱戦を、東京で見届けよう!
2025年の世界陸上東京大会では、日本選手たちが世界の強豪と真っ向勝負を挑みます。
- やり投の北口榛花選手はパリ五輪金メダルの勢いそのままに、東京での世界連覇を目指します。
- 三浦龍司選手は3000m障害で日本人にとって“未開の頂”を目指す挑戦者。
- 男子4×100mリレーではバトンパスと連携力で再び表彰台を狙います。
- 丸山雄馬選手は十種競技で日本の新たな可能性を証明する存在に。
- さらに混合リレーや400mハードルでも新星が頭角を現しており、日本陸上の未来が確実に広がっています。
地元開催ならではの声援と熱気の中、選手たちは自らの限界に挑みます。
東京で、日本で、世界を驚かせる瞬間が生まれるかもしれません。
この記事が、あなたの「世界陸上観戦」の一助になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、心よりありがとうございました!
今後も一緒に、日本代表を応援していきましょう!
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