「スマホで地図を見ながら走っただけ」
「少しだけ通知を確認しただけ」
そんな“ながら運転”を、ついやっていませんか？
2026年から、自転車の交通違反に対する取り締まりが大きく変わります。
その中でも特に注目されているのが、「スマートフォンや音楽機器を使いながらの運転」です。
「片手で操作するのはやっぱりダメ？」
「通話だけなら平気？」
「罰則ってあるの？」
といった疑問を感じる方も多いでしょう。
この記事では、
- ながらスマホの具体的な違反内容
- 違反した場合の罰則や赤キップの条件
- 違反を避けるためにできる簡単な工夫
をわかりやすく解説していきます。
これからの時代、「知らなかった」では済まされません。
でも正しい知識とちょっとした工夫があれば、安全は簡単に守れます。
一緒に「ながらスマホ」の危険と向き合い、安全な走行を目指しましょう。
スマホを見ながら運転は、自転車でも違反です
スマホを操作しながらの運転は、自転車でも明確な違反です。
2026年からの法改正では、「運転中に注視・操作をした場合」は取り締まり対象となり、罰則も厳しくなります。
事故や接触のリスクが高まり、重大な結果を招くことがあるため、ながら運転は“危険運転”として扱われます。
どんな行為が“ながら運転”とされるのか？
ながら運転には以下のような行動が含まれます。
具体的な違反行為の例
- 片手でスマホを持ち、画面を見ながら走行
- 音楽再生中にアプリを操作しながら走行
- 通話しながらの片耳・両耳イヤホン使用
- 自転車ホルダーに設置しても、操作していたら対象
特に「注視（数秒以上画面を見続ける行為）」が明確に違反とされ、事故が起こればより重い処分になる可能性があります。
違反するとどうなる？罰則と処分内容
2026年から導入される罰則制度では、ながらスマホも厳しく取り締まられます。
違反点数と反則金
🚲 自転車の「ながら運転」違反一覧（2026年施行ルール対応）
| 違反行為 | 内容の説明 | 想定反則金額 | 赤キップの可能性 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| スマートフォン操作 | 地図・SNS・動画・ゲームなど、手に持っての操作や画面注視 | 12,000円 | 状況によりあり | 携帯電話使用等（保持）違反として新たに明確に規定 |
| ハンズフリー通話 | Bluetoothイヤホンなどでの通話（操作がなければ対象外の場合も） | 5,000〜7,000円 | 状況によりあり | 両耳をふさぐ・音量過大などは安全運転義務違反になる恐れ |
| 音楽などのイヤホン使用 | 音楽・ラジオ等を聞きながら走行（両耳イヤホンは要注意） | 5,000〜7,000円 | 条件によりあり | 地域条例によって禁止レベルに差あり |
| 傘さし＋スマホの複合違反 | 傘を片手に持ち、もう一方でスマホ操作など極めて危険な行為 | 刑事罰 5万円以下の罰金 | 高確率で適用 | 危険運転・妨害運転と判断される可能性が高い |
| 動画視聴・ゲーム操作 | YouTubeなどの動画視聴やスマホゲーム操作 | 12,000円 | 状況によりあり | 実際に検挙・略式起訴された事例が複数報道されている |
各違反行為の取り扱いと罰則額
- ながらスマホ・ながらイヤホンなどの罰則内容
▶︎ もともと都道府県ごとの「道路交通法施行細則」や「自転車条例」により規制されており、すでに注意・罰金の対象とされてきました。 - 想定反則金額について
▶︎ 反則金の目安は「原付バイクの違反金額（青切符）」に準拠して警察庁案から想定しています。
▶︎ たとえば、携帯電話使用（保持）は原付で「6,000円」、信号無視で「7,000円」などが現行の基準です。
警察庁発表では「反則金額の細かい金額は今後政令で定める」とされていますが、現段階では車・バイクの青切符制度をベースに準じた想定値です。
赤キップが切られる場合
以下のようなケースでは「赤キップ」対象になる可能性があります。
- ながらスマホにより事故を起こした場合
- 歩行者に接触してけがをさせた場合
- 2回以上繰り返して違反している場合
- 注意されたにも関わらずその場で継続した場合
赤キップは刑事処分につながる書類です。
略式起訴や裁判の対象になり、前科がつくこともあります。
ながら運転を防ぐ3つの安全対策
事故も違反も、日ごろの意識で防ぐことができます。
ナビや音楽は“停止時”に確認する
信号待ちなどの「完全停止」中にだけ確認するようにしましょう。
走行中は視線と意識を前方に集中することが命を守ります。
ハンズフリー機器でも“注視”はNG
イヤホンやスピーカーでの通話は、片耳なら許容されることもありますが、画面を見続けるのは違反です。
どうしても必要な場合は、安全な場所に止まって対応を。
出発前に目的地・ルートを確認する
ナビが必要な場合は、出発前に音声案内をセットしておきましょう。
途中で確認が必要なときは、安全な場所で自転車を止めてから。
まとめ
スマホを使いながら自転車を運転することは、思っている以上に危ないことです。
たとえ一瞬でも画面に目を落としたその間に、前から人が来たり、車が曲がってきたりするかもしれません。
自分では注意しているつもりでも、実際にはとても大きなリスクを抱えています。
2026年からは「ながらスマホ」もはっきりと違反とされ、点数や反則金の対象になります。
さらに事故を起こした場合には、赤キップが切られ、重大な処分になることもあります。
でも、これらの違反はちょっとした意識で防ぐことができます。
スマホを見たいときは、安全な場所でいったん止まる。
通話が必要なら、事前に準備しておく。
道に出るときは、「画面を見る前に、まわりを見る」ことが大切です。
あなたのそのスマホ操作が、自分や周りの人の命に関わるかもしれない。
そう思うだけで、行動は変わります。
今日から少しずつでも、自転車の乗り方を見直してみませんか？
あなたがルールを守ることで、街も道も、そして未来も、もっと安心でやさしいものになります。
安全は、あなたの手の中にあります。
画面ではなく、前を見て、安全に進んでいきましょう。
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