桂二葉さんは、現在の上方落語界で大きな注目を集めている落語家です。
特徴的なおかっぱ頭、明るく通る声、そして古典落語を生き生きと届ける表現力で、落語ファンだけでなく、テレビをきっかけに知った人からも関心を集めています。
特に話題になったのが、2021年の「NHK新人落語大賞」です。
桂二葉さんはこの大会で大賞を受賞し、上方落語協会によると、同大会で女性落語家が受賞するのは初めてとされています。
若手落語家にとって大きな登竜門とされる賞での快挙だったため、落語界内外で大きく注目されました。
また、ABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』への出演や、MBS/TBS系『情熱大陸』での特集など、メディアで見かける機会も増えています。
この記事では、桂二葉さんの本名・年齢・出身・師匠などの基本プロフィールから、経歴、受賞歴、人気の理由、落語初心者が楽しむポイントまで分かりやすく紹介します。
桂二葉とはどんな落語家?
桂二葉さんは、大阪府大阪市出身の上方落語家です。
公式プロフィールによると、本名は西井史さん、誕生日は1986年8月2日、所属は上方落語協会と株式会社ステッカーです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 芸名 | 桂二葉 |
| 読み方 | かつら によう |
| 本名 | 西井史 |
| 生年月日 | 1986年8月2日 |
| 出身地 | 大阪府大阪市 |
| 血液型 | O型 |
| 所属 | 上方落語協会、株式会社ステッカー |
| 師匠 | 桂米二 |
| 一門 | 桂米朝一門 |
| 出囃子 | いっさいいっさいろん |
上方落語協会の落語家名鑑でも、桂二葉さんは桂米朝一門に属する落語家として掲載されています。
入門年月日は2011年3月9日で、師匠は桂米二さんです。
桂二葉の経歴を時系列で紹介
桂二葉さんの歩みを時系列で見ると、2011年の入門から2021年の大賞受賞、そしてテレビや全国公演へと活躍の場を広げてきたことが分かります。
| 年月 | 出来事 |
|---|---|
| 2011年3月 | 桂米二さんに入門 |
| 2011年9月 | 梅田太融寺の「桂米二臨時停車の会」で「道具屋」を演じ初舞台 |
| 2014年3月 | 天満天神繁昌亭での米二一門会で年季明け |
| 2021年 | 令和3年度NHK新人落語大賞を受賞 |
| 2022年 | 第17回繁昌亭大賞を受賞 |
| 2023年 | 咲くやこの花賞、京都府あけぼの賞などを受賞 |
| 2023年 | 『探偵!ナイトスクープ』に新探偵として加入 |
| 2025年 | MBS/TBS系『情熱大陸』に出演 |
| 2026年 | 第44回京都府文化賞奨励賞、令和7年度花形演芸大賞銀賞を受賞 |
公式プロフィールでは、桂二葉さんは2011年3月9日に桂米二さんへ入門し、同年9月6日に「道具屋」で初舞台を踏んだことが記載されています。
「道具屋」は、落語の古典演目のひとつです。
商売に不慣れな若者が道具屋として店先に立ち、お客とのやり取りの中で失敗を重ねていく滑稽噺で、落語初心者にも分かりやすい演目として知られています。
桂二葉さんは、この「道具屋」で落語家としての第一歩を踏み出しました。
また、2014年3月には天満天神繁昌亭での米二一門会で年季明けを迎え、本格的に落語家として活動の幅を広げていきました。
桂二葉が注目された理由はNHK新人落語大賞の女性初受賞
桂二葉さんが全国的に知られる大きなきっかけとなったのが、2021年の令和3年度「NHK新人落語大賞」です。
上方落語協会によると、この大会は東西の若手落語家の登竜門のひとつとされ、桂二葉さんは古典落語の演目「天狗刺し」を演じて大賞に輝きました。
「天狗刺し」は、天狗を捕まえて売ろうとする男をめぐる滑稽噺です。
現実にはありえないような発想を、落語ならではのテンポと会話で笑いに変えていく演目で、演者の勢いや人物の演じ分けが伝わりやすい噺でもあります。
同協会は、昭和47年に創設された同大会で女性落語家の受賞は初めてだと伝えています。
この受賞が大きな意味を持つのは、単に「賞を取った」だけではないからです。
落語、とくに古典落語の世界では、男性の登場人物や昔の商家・町人文化を演じる場面も多く、女性落語家が古典をどう演じるかは長く語られてきたテーマでした。
桂二葉さんは、そうした固定観念に向き合いながら、自分の声や感性で古典落語の世界を表現してきた落語家です。
公式プロフィールでも、古き良き大阪ことばが息づく古典落語を守りながら、上方に暮らす人々を自分の感覚で描いていると紹介されています。
桂二葉はなぜ人気?魅力を分かりやすく解説
桂二葉さんの人気は、受賞歴だけで説明できるものではありません。
落語初心者にも伝わりやすい明るさ、登場人物をくっきり描く表現力、テレビでも伝わる親しみやすさが、多くの人を惹きつけています。
明るくハツラツとした語り口
桂二葉さんといえば、明るく勢いのある語り口が印象的です。
高音でよく通る声、豊かな表情、テンポの良い掛け合いによって、落語に慣れていない人でも物語に入り込みやすいところがあります。
落語は一人で何人もの登場人物を演じ分ける芸です。
声の高さ、間の取り方、目線、体の向きなどを少し変えるだけで、観客に「今はこの人が話している」と伝えなければなりません。
桂二葉さんの高座は、その人物の切り替わりが分かりやすく、初心者にも楽しみやすい点が魅力です。
古典落語を今の観客に届ける力
桂二葉さんは、古典落語を大切にしている落語家です。
古典落語とは、昔から受け継がれてきた演目のことで、長屋、商家、町人、奉公人など、現代とは少し違う生活背景が出てくることもあります。
しかし、桂二葉さんの落語では、昔の話でありながら登場人物の感情が身近に感じられます。
失敗する人、見栄を張る人、怒る人、笑う人。そうした人間らしさを丁寧に描くことで、時代が違っても観客が共感しやすい形になっているのです。
テレビ出演で親しみやすさが広がった
桂二葉さんは、落語会だけでなくテレビでも活躍しています。
所属事務所のプロフィールでは、ABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』にレギュラー出演していることが掲載されています。
また、2025年2月9日放送のMBS/TBS系『情熱大陸』では、落語家・桂二葉さんが特集されました。
番組ページでは、2011年に桂米二さんへ入門したことや、NHK新人落語大賞で女性初の大賞を受賞したこと、テレビ出演が多いことなどが紹介されています。
テレビでの自然な表情や飾らない雰囲気を見て、「落語も見てみたい」と感じる人が増えていることも、人気の広がりにつながっていると考えられます。
桂二葉の主な受賞歴
桂二葉さんは、落語界だけでなく文化・芸術分野でも評価されています。
所属事務所の株式会社ステッカーのプロフィールには、次のような受賞歴が掲載されています。
| 年 | 受賞歴 |
|---|---|
| 2021年 | 令和3年度NHK新人落語大賞 優勝 |
| 2022年 | 第17回繁昌亭大賞 大賞 |
| 2023年 | 第77回文化庁芸術祭賞 関西文化圏ニューパワー賞 |
| 2023年 | 第40回咲くやこの花賞 |
| 2023年 | 令和5年度京都府あけぼの賞 |
| 2023年 | Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2023 個人部門賞 |
| 2025年 | 令和6年度京都市芸術新人賞 |
| 2026年 | 第44回京都府文化賞 奨励賞 |
| 2026年 | 令和7年度花形演芸大賞 銀賞 |
京都府の公式サイトでも、第44回京都府文化賞の奨励賞受賞者として、落語家の桂二葉さんの名前が掲載されています。
また、日本芸術文化振興会は、令和7年度花形演芸大賞の銀賞受賞者として桂二葉さんを掲載しています。
桂二葉の落語を初めて聴く人が注目したいポイント
桂二葉さんの落語を初めて聴くなら、難しく考えすぎる必要はありません。
まずは、登場人物のやり取りや会場の笑いの空気を楽しむだけでも十分です。
注目したいポイントは、次の5つです。
| 注目ポイント | 楽しみ方 |
|---|---|
| 声の変化 | 登場人物ごとに声や話し方がどう変わるかを見る |
| 表情 | 怒る、驚く、笑うなどの表情の切り替えを見る |
| 間 | 笑いが起きる直前の沈黙やテンポを感じる |
| 大阪ことば | 上方落語ならではの言葉のリズムを楽しむ |
| 人物描写 | 失敗や見栄など、人間らしい部分に注目する |
落語は、予備知識がないと楽しめない芸ではありません。
むしろ、最初は「全部理解しよう」とせず、会場の雰囲気や演者の声に身を任せる方が楽しみやすいです。
桂二葉の公演情報やチケットはどこで確認できる?
桂二葉さんの公演情報を確認するなら、まずは公式サイトや所属事務所の情報を見るのが安心です。
公式プロフィールには出演歴や活動情報が掲載されており、所属事務所のページにもテレビ・公演・受賞歴などの情報がまとめられています。
また、上方落語協会の落語家名鑑には、繁昌亭出演スケジュールへの導線もあります。
天満天神繁昌亭や各劇場、チケット販売サイトで公演詳細が掲載されることもあるため、早めに確認するとよいでしょう。
人気公演は早めに完売する場合もあるため、気になる公演がある場合は、公式サイトや会場の公演情報、チケット販売サイトをこまめに確認しておくと安心です。
よくある質問
桂二葉の読み方は?
桂二葉は「かつら によう」と読みます。
上方落語協会の落語家名鑑にも、芸名として「桂二葉(かつらによう)」と掲載されています。
桂二葉の本名は?
桂二葉さんの本名は、西井史さんです。
公式プロフィールと上方落語協会の落語家名鑑に掲載されています。
桂二葉の年齢は?
桂二葉さんは1986年8月2日生まれです。
2026年7月時点では39歳で、2026年8月2日に40歳を迎えます。
若手落語家として紹介されることも多い桂二葉さんですが、2011年に桂米二さんへ入門してから10年以上の芸歴があり、現在は実力派の上方落語家として多くの注目を集めています。
桂二葉の師匠は誰?
師匠は桂米二さんです。
公式プロフィールには、2011年3月9日に桂米二さんへ入門したと記載されています。
桂二葉は『探偵!ナイトスクープ』に出ている?
はい。
所属事務所のプロフィールでは、ABCテレビ『探偵!ナイトスクープ』にレギュラー出演していることが掲載されています。
まとめ
桂二葉さんは、大阪府大阪市出身の上方落語家です。
本名は西井史さんで、1986年8月2日生まれ。
2011年3月9日に桂米二さんへ入門し、同年9月に「道具屋」で初舞台を踏みました。
桂米朝一門に連なる落語家として、古典落語を大切にしながら、自分の感性で上方に生きる人々を描いています。
桂二葉さんが大きく注目された転機は、2021年の令和3年度NHK新人落語大賞です。
上方落語協会によると、桂二葉さんは「天狗刺し」を演じて大賞を受賞し、同大会で女性落語家が受賞するのは初めてとされています。
この快挙は、桂二葉さんの名前を落語ファン以外にも広げる大きなきっかけになりました。
その後も、繁昌亭大賞、咲くやこの花賞、京都府文化賞奨励賞、花形演芸大賞銀賞など、数々の賞を受賞しています。
さらに、『探偵!ナイトスクープ』への出演や『情熱大陸』での特集など、メディアでも存在感を高めています。
桂二葉さんの魅力は、明るくハツラツとした語り口だけではありません。
大阪ことばのニュアンス、登場人物の演じ分け、古典落語を現代の観客にも届く形で表現する力にあります。
落語を初めて聴く人でも、声や表情、テンポに注目すると楽しみやすいでしょう。
テレビで桂二葉さんを知った人も、受賞歴をきっかけに興味を持った人も、ぜひ一度、高座での落語に触れてみてください。
画面越しとはまた違う、生の落語ならではの空気や笑いを感じられるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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