2025年9月、東京・国立競技場で開催される世界陸上。
日本代表として選ばれた選手たちは、過去最多の80人にのぼります。
かつてない規模で挑むこの大会に、ファンの注目も高まっています。
「日本代表は誰が選ばれたの?」
「注目選手は?」
「女子代表やリレーのメンバーは?」
といった声が多く聞かれます。
特に、100mで再び代表に返り咲いた桐生祥秀選手や、高校生で快挙を成し遂げた清水空跳(しみずそらと)選手、女子やり投げで世界一に輝いた北口榛花(きたぐちはるか)選手など、話題の選手が目白押しです。
この記事では、日本代表選手の一覧や注目選手の経歴、世界陸上の大会情報などをやさしく解説します。
陸上ファンはもちろん、これから興味を持ちたいという初心者の方にもわかりやすくまとめました。
読むことで世界陸上の楽しみ方がぐっと広がること間違いなしです!
2025年世界陸上・日本代表選手一覧(男女別)
2025年の世界陸上には、日本から過去最多の80名が代表入り。
男子・女子ともに幅広い種目に実力者と若手が揃いました。
男子代表選手一覧
多くのベテランと若手の融合が特徴。
桐生祥秀の復活や高校生の台頭が話題です。
短距離・リレー種目
注目の「桐生祥秀」が6年ぶりに代表復帰し、男子リレー陣も充実。
- 100m:桐生祥秀、守祐陽、サニブラウン、清水空跳(16歳)
- 200m:鵜澤飛羽、飯塚翔太、水久保漱至
- 400m:中島佑気ジョセフ、佐藤風雅
- 4×100mリレー:大上直起、小池祐貴ら
- 4×400mリレー:今泉堅貴、田邉奨ら
🔍解説:桐生の復活は陸上ファンの間で話題。
清水は高校生で日本記録を樹立した逸材。
リレーでは大上直起が地方公務員から抜擢という異色の経歴で注目。
中長距離・障害種目
将来性豊かな若手選手が集結。
- 800m〜10000m:森凪也、葛西潤、鈴木芽吹 ほか
- 3000mSC:三浦龍司
🔍解説:三浦龍司は安定した実績があり、決勝進出が期待されています。
長距離は旭化成やHondaなど実業団選手も多く、層が厚いです。
ハードル種目
泉谷駿介や村竹ラシッドら、国際大会でも安定した結果を残しているメンバーが中心。
- 110mH:泉谷駿介、村竹ラシッド ほか
- 400mH:井之上駿太、小川大輝 ほか
🔍解説:特に泉谷は近年安定してファイナリスト入りしており、メダルへの期待もあります。
跳躍・投てき種目
経験豊富な選手に加え、若手も健闘。
- 跳躍:橋岡優輝(走幅跳)、瀬古優斗(走高跳)
- 投てき:ディーン元気(やり投)、湯上剛輝(円盤)
🔍解説:橋岡は国際経験豊富。
ディーン元気はベテランながらも強さ健在で、やり投の日本記録更新も視野。
競歩・マラソン
オリンピックメダリストも含む強力布陣。
- 20km・35km競歩:山西利和、川野将虎、丸尾知司
- マラソン:吉田祐也、小山直城 ほか
🔍解説:山西は世界選手権でのメダル経験者。丸尾は35kmと20km両方での出場が話題。
女子代表選手一覧
女子は「北口榛花」「田中希実」らスター選手が多く、若手高校生の台頭も話題です。
短距離・リレー種目
女子も混合リレー含め、注目の若手が揃いました。
- 200m:井戸アビゲイル風果
- 400m/マイル:松本奈菜子
中長距離種目
日本記録保持者の田中希実が中心。
- 800m:久保凛(高校生)
- 1500m/5000m:田中希実、山本有真、廣中璃梨佳
🔍解説:田中は五輪入賞経験あり。高校生の久保凛は18年ぶりの高校生代表として注目されています。
ハードル・障害種目
女子のハードル界も実力者が揃います。
- 100mH:田中佑美、中島ひとみ
- 3000mSC:齋藤みう
🔍解説:福部真子、中島らベテランと若手のバランスがよく、複数選手による決勝進出の可能性も。
跳躍・投てき種目
北口榛花が世界女王として挑む大注目のカテゴリー。
- やり投:北口榛花、上田百寧
- 三段跳・走幅跳・棒高跳:秦澄美鈴、諸田実咲 ほか
🔍解説:北口は2023年世界陸上と2024年五輪金メダリスト。今大会でも金メダル候補筆頭。
競歩・マラソン
女子マラソンも実力者が揃い、結果が期待されます。
- マラソン:安藤友香、小林香菜、佐藤早也伽
- 競歩:藤井菜々子、岡田久美子、渕瀬真寿美
🔍解説:岡田は長年代表として活躍し、後輩選手の育成的役割も担う存在です。
注目選手プロフィール&経歴①
世界陸上2025における日本代表選手の中でも、特に注目すべき4人をピックアップ。
それぞれの歩みと見どころを解説します。
田中希実|中距離のパイオニア、数々の日本記録保持者
女子中距離界の先駆者として、記録と歴史を塗り替える存在。
プロフィール
- 生年月日:1999年9月4日(25歳)
- 所属:New Balance
- 出身地:兵庫県小野市
- 身長/体重:153cm/41kg
- 専門種目:800m、1500m、3000m、5000m など
- コーチ:田中健智(父)
主な実績
- 東京五輪1500m:日本人初の決勝進出・8位入賞
- 世界陸上2023(5000m):8位
- 日本記録保持:**1500m(3分59秒19)**ほか多数
特徴・見どころ
- スピードとスタミナを兼ね備えた万能型。
- 父コーチとの“二人三脚”の育成が話題。
- 東京大会では5000mと1500mのダブル出場。
北口榛花|やり投界の“世界女王”、金メダリストの風格
世界陸上とオリンピックで頂点を極めた、フィールド種目の日本の希望。
プロフィール
- 生年月日:1998年3月16日(27歳)
- 所属:日本航空
- 出身地:北海道旭川市
- 身長/体重:179cm/86kg
- 専門種目:やり投
- コーチ:デイビッド・セケラック(チェコ)
主な実績
- 世界陸上2023(ブダペスト):金メダル
- パリ五輪2024:金メダル
- 日本記録保持:やり投 67.38m
特徴・見どころ
- チェコ留学で世界レベルに成長。
- 明るい笑顔と人懐っこさが魅力。
- 決勝の最終投てきで逆転金という“劇的勝負師”。
清水空跳|16歳の超新星、短距離界に現れた革命児
男子100mで「10秒00」の世界ユース記録を持つ、未来の日本代表の希望。
プロフィール
- 生年月日:2009年2月8日(16歳)
- 所属:星稜高等学校(石川県)
- 出身地:金沢市
- 身長:164cm
- 専門種目:100m、200m
主な実績
- 全国高校総体(2025年)100m:10秒00(日本高校新)
- 世界ユース記録:10秒00(U18歴代1位)
- 200m:20秒79(日本歴代級)
特徴・見どころ
- 小柄ながら驚異のストライドと加速力。
- 肉離れからの回復・修正力が高い。
- 世界陸上では混合リレーの1走も期待。
大上直起|地方から世界へ、異色の公務員スプリンター
青森県職員という異例の経歴でリレーメンバーに選出された熱血ランナー。
プロフィール
- 年齢:25歳
- 所属:青森県庁(競技力向上対策本部)
- 専門種目:100m、4×100mリレー
主な実績
- 世界リレー(広州2025)4位、1走担当
- 日本選手権100m:10秒28で銀メダル
特徴・見どころ
- 地元公務員ながら全国大会で結果を出し続けた努力型。
- リレーでは安定感のあるスタートが強み。
- 地方から世界へ羽ばたいた“逆転ストーリー”に注目。
注目選手プロフィール&経歴②
東京2025世界陸上で注目される実力派選手たちをさらに紹介します。
メダルや決勝進出が期待される彼らの魅力を深掘りします。
泉谷駿介|110mハードルのメダル候補
プロフィール
- 生年月日:2000年1月26日(25歳)
- 所属:住友電工
- 出身:神奈川県
- 種目:男子110mハードル
主な実績
- 東京五輪110mH:準決勝進出
- 世界陸上2023:決勝6位
- 日本記録:13秒04(日本歴代2位)
特徴・見どころ
- ロック歌手のような風貌と強気なレーススタイルが話題。
- スタートからの加速とリズムが非常に安定しており、世界でも通用。
野本周成|経験豊富なテクニシャン
プロフィール
- 生年月日:1995年3月4日(30歳)
- 所属:愛媛競技力本部
- 出身:愛媛県
- 種目:男子110mハードル
主な実績
- 日本選手権優勝経験あり
- 世界陸上2025が自身初の世界大会代表
特徴・見どころ
- ベテランならではの安定した走りが武器。
- 泉谷とのコンビでダブル入賞を狙う。
山西利和|競歩界の絶対的エース
プロフィール
- 生年月日:1996年2月15日(29歳)
- 所属:愛知製鋼
- 出身:京都府
- 種目:男子20km競歩
主な実績
- 世界陸上2019・2022:金メダル
- 東京五輪2021:7位入賞
特徴・見どころ
- リズミカルな歩型とスピードに定評。
- 安定感あるペース配分で最後に伸びるタイプ。
川野将虎|35km競歩のスペシャリスト
プロフィール
- 生年月日:1998年10月23日(26歳)
- 所属:旭化成
- 出身:山梨県
- 種目:男子35km競歩
主な実績
- 東京五輪50km競歩:6位
- 世界陸上2022:銅メダル
特徴・見どころ
- 長距離競歩の戦略性と持久力に優れ、後半型。
- フィニッシュでのスパートが強み。
吉川絢斗|若手注目の成長株
プロフィール
- 生年月日:2001年12月11日(24歳)
- 所属:サンベルクス
- 出身:埼玉県
- 種目:男子20km競歩
主な実績
- 日本選手権2024:優勝
- 世界陸上2025が世界大会初出場
特徴・見どころ
- 若手ながら落ち着いたレース展開が魅力。
- 山西の背中を追い、次世代のリーダー候補。
戸邉直人|走高跳の日本記録保持者
プロフィール
- 生年月日:1992年3月31日(33歳)
- 所属:JAL
- 出身:千葉県
- 種目:男子走高跳
主な実績
- 日本記録:2m35(屋内)
- 世界陸上2022:決勝進出
特徴・見どころ
- 柔軟性とスピードを活かした美しい跳躍。
- 安定した技術とベテランの経験。
橋岡優輝|日本を代表する走幅跳選手
プロフィール
- 生年月日:1999年1月23日(26歳)
- 所属:富士通
- 出身:埼玉県
- 種目:男子走幅跳
主な実績
- 世界陸上2022:7位入賞
- 東京五輪:6位入賞
特徴・見どころ
- 力強い助走と高い跳躍力が武器。
- メダルまであと一歩、東京での飛躍が期待される。
世界陸上2025東京大会とは?
2025年9月、東京が世界陸上の舞台に選ばれました。
日本開催は18年ぶり、東京では実に34年ぶりの開催。
世界中の注目が集まる一大イベントです。
開催概要と日程
日本が世界の陸上競技の中心に。
会場・期間などの基本情報をおさらいしましょう。
開催情報(基本データ)
- 大会正式名:東京2025世界陸上競技選手権大会(World Athletics Championships TOKYO 25)
- 開催期間:2025年9月13日(土)〜21日(日)
- 開催都市:東京都
- メイン会場:国立競技場
- 大会回数:第20回記念大会
- 主催:ワールドアスレティックス(世界陸連)
🔍解説:大会期間は9日間で、各種トラック&フィールド競技やマラソン、リレーなどが行われます。
会場は東京オリンピックと同じ国立競技場で、世界記録も生まれるかもしれません。
大会の特徴と意義
ただのスポーツイベントではない。
東京大会が目指すのは「共生」と「未来志向」。
特徴
- 世界各国から約2,000人以上の選手が参加予定
- 約10億人がテレビ・ネットで視聴
- 3,000人規模のボランティアが大会を支援
- 大会スローガン:「Every second, SUGOI」
意義とビジョン
- 子どもたちに夢と希望を与える
- 多様性を尊重し共生社会を推進
- スポーツの力で東京の未来を照らす
🔍解説:今回の大会は、ただの競技の場ではなく「共生・希望・未来」をテーマに、東京が国際都市としての可能性を広げる重要な舞台とされています。
注目ポイント(観戦・テレビ・グッズ)
初めての観戦でも楽しめる要素がたくさん。
現地でも自宅でも楽しみ尽くそう。
観戦ポイント
- リレーや100mなど短距離種目は毎回大人気
- 地元・日本選手の登場時はスタジアムの盛り上がり最高潮
- フィールド種目は間近で迫力ある動きが見られる
テレビ・配信情報
- 地上波:TBS系列で全日程生中継
- 配信:TVer、Paraviなどでオンライン視聴可能
関連グッズ・イベント
- 限定ユニフォーム、タオル、ピンバッジなどが販売予定
- ファンゾーンや応援イベントも都内各所で開催予定
🔍解説:SNS映えする記念グッズも多数用意されるほか、東京都主催のファンイベントも予定されています。
家族でも楽しめる国際的イベントです。
応援するメリット・見どころ
世界陸上2025を応援することは、ただのスポーツ観戦を超えた感動体験。
現地・テレビ・SNSなど、どの方法でも楽しめる工夫がたくさんあります。
地元開催ならではの熱狂を体験できる
東京開催は34年ぶり。
現地の空気感は、テレビでは味わえないリアルな感動に包まれます。
ポイント
- 日本人選手の出場種目で会場が一体に
- 親子での観戦や学校イベントにも最適
- 都内でのパブリックビューイングや応援イベントも実施予定
🔍解説:国立競技場に響く歓声、スタート音、ゴールの瞬間など、五感で味わえる「生のスポーツ体験」が魅力です。
スター選手の進化を間近で応援できる
これまでテレビで見ていた選手たちを「今、この瞬間」に観られる貴重な機会。
注目選手
- 北口榛花(やり投)…金メダルへの挑戦
- 田中希実(中距離)…自己記録更新に期待
- 清水空跳(高校生スプリンター)…若き新星の快進撃
- 桐生祥秀(100m)…再び世界で輝く姿を
🔍解説:選手たちの姿勢や表情、走る音、歓声が一体となった瞬間は、何度でも見たくなる“記憶に残る時間”になります。
応援が選手の力になる
応援が「第三のユニフォーム」。
声援が選手の背中を押します。
選手コメントより
- 「地元の声援が力になった」
- 「家族の応援があるから踏ん張れる」
🔍解説:応援は一方通行ではありません。
選手にとっては大きな支えになり、そのエネルギーが記録更新や入賞につながることも。
未来のトップアスリートを発見できる
高校生や大学生の登場で、未来のスター候補をいち早くチェック!
例
- 清水空跳(16歳)…100m世界ユース記録保持者
- 久保凛(17歳)…女子800mで18年ぶりの高校生代表
🔍解説:オリンピックやプロ競技でも活躍するであろう“未来のスター”の原石に、今から注目できるのは世界陸上ならでは。
スポーツが持つ「力」を再発見できる
単なる競技の勝ち負けを超えた、ドラマと感動が詰まった大会です。
心を動かす瞬間
- 負けても最後まで全力を尽くす姿
- ライバルとの熱いハグや握手
- 選手同士のリスペクトと連帯感
🔍解説:競技の枠を超えた「人間の力強さ」や「努力の尊さ」に心を打たれることでしょう。
スポーツの持つ教育的価値も大きいです。
まとめ
2025年の世界陸上は、単なる国際大会ではなく「新たな時代の幕開け」を告げる大会です。
80人という過去最多の日本代表が、地元・東京で世界に挑む姿は、スポーツの力を体現するものとなるでしょう。
若手の活躍、高校生の出場、実力者の復活と、多くのストーリーが交差する大会。
応援する側も、選手一人ひとりの背景を知ることで感情移入し、より深く楽しむことができます。
本記事を通じて、日本代表の魅力、そして大会の意義を少しでも感じていただけたなら幸いです。
世界陸上をきっかけに、日本陸上界の進化を一緒に見届けましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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