医学部を目指して6浪――それでも夢を諦めず、新たな舞台で輝く女性がいます。
現在フリーアナウンサーとして全国で活躍する原千晶さんです。
医療一家に生まれ、医師を志すも夢半ばで方向転換。大学時代の「ふく娘」や宝くじ「幸運の女神」の経験をきっかけに、人前で話す魅力に惹かれ、アナウンサーの道へ進みました。
2017年にテレビ山口へ入社し、情報番組やニュースを通じて地域に密着した取材を重ね、2023年にはフリーアナウンサーへ転身。
TBS『THE TIME,』やTOKYO FM『ラジオのタマカワ』など、全国ネットの舞台でも存在感を放っています。
本記事では、原千晶さんのプロフィールから家族構成、6浪時代の秘話、転身の経緯、そして人柄や魅力までを徹底的に紹介します。

原千晶アナのプロフィール
原千晶さんは、地方局から全国ネットへと活躍の場を広げたフリーアナウンサーです。
基本情報
まずは原千晶さんの基本的なプロフィールです。
- 名前:原 千晶(はら ちあき)
- 生年月日:1988年12月18日(36歳)
- 出身地:福岡県
- 身長:161cm
- 血液型:O型
解説:
1988年生まれの原さんは、現在36歳。
福岡県で生まれ育ちました。
身長は161cmで、テレビ画面でも映えるスラッとした印象があります。
所属事務所と活動ジャンル
どのような番組やジャンルで活動しているのかを見てみましょう。
- 所属:セント・フォース
- ジャンル:情報番組・ラジオ・イベント司会
- 主な出演:
- TBS『THE TIME,』マーケティング部リポーター
- TOKYO FM『ラジオのタマカワ』アシスタント
解説:
地方局での経験を活かし、全国放送の情報番組やラジオへ進出。
視聴者とリスナーの両方に親しまれる存在です。
経歴概要
学生時代から現在までの流れを簡単にまとめます。
学生時代
- 筑紫女学園高等学校卒業
- 医学部を志望し6浪
- 福岡大学理学部応用数学科へ進学
解説:
医学部志望で6年間浪人生活を送ったという異色の経歴を持ちます。
この経験は後の人生観や仕事にも大きく影響しています。
アナウンサーとしての歩み
- 2017年:テレビ山口に入社
- 『ちぐスマ!』『mix』などを担当
- 2023年:退社しフリーへ転身
解説:
地方局での地道な取材活動や情報番組の経験を経て、全国区の活躍へつなげました。
趣味・特技・モットー
人物像を知るうえで欠かせないのが趣味や座右の銘です。
- 趣味:旅行、スポーツ観戦
- 特技:書道、短距離走
- モットー:「笑う門には福来たる」
解説:
明るく前向きな性格で、カメラの前でも自然体。
スポーツや旅行好きというアクティブな一面も魅力です。
原千晶が医療一家で育った生い立ち
原千晶さんは、幼い頃から医療の現場が身近にある環境で育ちました。
家族構成
家族の職業や関係性をまとめます。
- 父:開業医
- 母:歯科医師
- 兄弟:2歳下の弟が1人
解説:
原さんは福岡県で、医療に携わる両親と弟に囲まれて育ちました。
家族仲は良好で、弟とも自然体で接する関係だったそうです。
医療への憧れと進路のきっかけ
幼少期から医療が身近だったことで自然と芽生えた思いがあります。
- 父の患者第一の姿勢に感銘
- 小さい頃から患者対応の現場を見てきた
- 医療系の道を両親から強制されたことはない
解説:
父は、夜中でも患者からの連絡があれば駆けつける熱心な医師。
原さんはその姿に強く影響を受け、高校3年生の秋頃に医学部進学を決意します。
両親の教育方針
家業を継ぐことよりも、本人の意思を尊重する方針でした。
- 医療系への進学を強制しない
- 「好きな道を歩んでいい」と背中を押す
- 浪人中も経済的・精神的に支え続けた
解説:
医療一家だからといって、特定の進路を押し付けることはありませんでした。
原さんが6浪しても支え続けられた背景には、家庭の理解と経済的基盤がありました。
家族から受けた影響
家族の存在は、後の仕事にも活かされています。
- 忍耐強く挑戦し続ける姿勢
- 困っている人に寄り添う考え方
- 人との信頼関係を大切にする価値観
解説:
医療の現場で培われる「人のために動く姿勢」は、アナウンサーとして取材やインタビューを行う際にも活かされています。
医学部志望で6浪した学生時代
原千晶さんの人生を語るうえで欠かせないのが、医学部を目指して6年間浪人した経験です。
現役時代と進路決定
高校3年生の秋、医師を志すきっかけが訪れます。
- 高校3年生の秋、父の仕事ぶりや友人の兄の進学が刺激に
- 現役時は福岡大学医学部を「記念受験」
- 結果は不合格で浪人を決意
解説:
それまで医療系への強い意志はありませんでしたが、父の姿や身近な進学者の存在がきっかけとなり、本格的に医学部を志すようになりました。
浪人初期(1〜2年目)
基礎固めの時期であり、医学部専門予備校に通いました。
- 1年目:医学部専門予備校に通学
- 2年目:同系列の予備校で寮生活
- 学力はまだ合格圏外、模試はE判定が続く
解説:
最初の2年間は、合格への意識よりも「いつか受かるだろう」という甘さが残っていたと本人は振り返っています。
浪人中期(3〜4年目)
環境を変えながら受験生活を継続します。
- 自宅通いの予備校に切り替え
- 全国の私立大医学部を受験
- 苦手科目:英語・国語(特にセンター試験必須の国語が大きな壁)
解説:
同級生が大学を卒業し社会人になる姿を見て焦りも増しましたが、それ以上に「医師になりたい」という思いが勝っていました。
浪人後期(5〜6年目)
精神的にも経済的にも限界が近づきます。
5浪目の苦しさ
- 合格者が増える中で自分だけ結果が出ない
- 「後戻りできない」というプレッシャー
解説:
精神的な負担が大きく、最もつらい時期だったと語っています。
6浪目での決断
- 京都の評判の予備校へ
- 初めて医学部以外も併願
- 福岡大学理学部応用数学科に合格し、医学部を断念
解説:
「これが最後」と決めた年、親元から通える大学への進学を選び、6年間の浪人生活に終止符を打ちました。
浪人生活で得たもの
- 忍耐力と計画性
- 失敗から立ち直る力
- 努力を継続する習慣
解説:
原さんは「周りから見れば無駄な6年かもしれないが、自分の人生にとっては必要な6年だった」と語っており、その経験はアナウンサーとしての取材姿勢や仕事観にも活きています。
大学時代の転機「ふく娘」と「幸運の女神」
原千晶さんがアナウンサーを志すきっかけとなったのは、大学時代に経験した2つの特別な活動でした。
ふく娘に選ばれる
大学1年生の終わり、母のすすめで応募したのが「ふく娘」です。
- 福岡市の住吉神社をPRする役割
- 正月三が日に鈴払い、福引アナウンスなどを担当
- メディア出演や地域イベントに参加
解説:
参拝客から「笑顔に元気をもらった」と言われた経験が、原さんにとって初めて「人を元気づける仕事の喜び」を実感する瞬間でした。
着物姿で活動する中で、人前で話すことへの抵抗も薄れました。
宝くじ「幸運の女神」に選出
大学3年生のとき、全国規模のオーディションを突破して選ばれました。
- 応募総数1,000名以上から6名に選出
- 全国40以上の都道府県を訪問
- テレビやラジオで宝くじPR
- 銀行前でのイベントや抽選会アシスタントも担当
解説:
各地での出会いや経験を通じて、人の行動を後押しできる言葉や笑顔の力を実感。
メディア出演も多く、自然とアナウンサーという職業を意識し始めました。
2つの経験から得た学び
人との接し方
- 初対面の人にも安心感を与える笑顔
- 相手の反応を見ながら話す重要性
話し方と表現力
- 限られた時間で情報を正確に伝えるスキル
- 声のトーンや間の取り方の工夫
解説:
この2つの活動は、単なるアルバイトや地域イベントの枠を超え、後のアナウンサー活動に直結するスキルを身につける場となりました。
アナウンサーとしての歩み
原千晶さんは、地方局での経験を礎に、全国ネットの番組でも活躍するアナウンサーへと成長しました。
テレビ山口(tys)時代(2017〜2023)
地方局で幅広いジャンルの番組を担当し、基礎を磨きました。
- 2017年4月、テレビ山口に入社
- 『ちぐスマ!』サブMCからメインMCへ昇格
- 夕方の情報番組『mix』メインMC
- TBS『THE TIME,』山口中継キャスター(不定期出演)
解説:
入社1年目から帯番組を担当し、地域ニュースや情報番組で取材力・進行力を鍛えました。
山口県各地を取材で訪れ、地元密着型のアナウンサーとして認知度を高めました。
フリー転身と全国進出(2023〜)
地方局から全国区の舞台へ挑戦の場を広げます。
- 2023年9月、テレビ山口を退社
- 10月からセント・フォース所属のフリーアナウンサーに
- TBS『THE TIME,』マーケティング部リポーター
- TOKYO FM『ラジオのタマカワ』アシスタント
- イベント司会やトークショーにも出演
解説:
フリー転身後はテレビ・ラジオ・イベントなど多方面で活動。
地方局時代には経験できなかった全国規模の仕事にも積極的に取り組んでいます。
印象的なエピソード
6浪エピソードの公表
- 『THE TIME,』の生放送中に初告白
- 安住紳一郎アナが「頑張ったね」と声をかけ話題に
解説:
視聴者からは「努力家で素敵」「勇気をもらった」と好意的な反応が多く寄せられ、彼女の人柄がより広く知られるきっかけになりました。
安住紳一郎アナとの交流
- 山口県中継時代から共演歴あり
- フリー後も『THE TIME,』で共演継続
解説:
番組内での温かいやり取りが、SNSでも「ほっこりする」と注目されました。
今後の目標
- ラジオやイベント司会など、新ジャンルに挑戦
- 「人の命は救えなくても、心に寄り添えるアナウンサー」を目指す
解説:
医師を志していた経験から、「人を元気づけたい」という想いは一貫しています。
アナウンサーという形でその使命感を実現していく姿勢が印象的です。
フリー転身後の活動
原千晶さんは、地方局での経験を経て、フリーアナウンサーとして活動の幅を全国へ広げています。
フリー転身の経緯
地方局で6年間培った経験を新たな舞台で活かすため、2023年に転身しました。
- 2023年9月、テレビ山口を退社
- 翌10月、セント・フォース所属のフリーアナウンサーに
- 活動拠点を東京に移す
解説:
「もっと多くの人に自分の声を届けたい」という思いから、地元密着型の仕事から全国規模のメディア出演へとシフトしました。
テレビでの活動
全国ネットの情報番組に出演し、知名度を広げています。
- TBS『THE TIME,』マーケティング部リポーター
- 企画コーナーや現場中継を担当
解説:
的確なリポートと自然体の笑顔で、番組の雰囲気を和ませる存在として定着しています。
ラジオでの活動
テレビだけでなく、声だけで魅力を伝える場にも挑戦しています。
- TOKYO FM『ラジオのタマカワ』アシスタント
- パーソナリティとの掛け合いで軽快な進行を担当
解説:
耳から伝わる温かみや会話のテンポ感で、リスナーの心をつかんでいます。
その他のメディア・イベント出演
幅広い分野で活動の場を拡大しています。
- 各種イベントやセミナーの司会
- トークショー出演
- 一日警察署長など地域イベントにも参加
解説:
画面を離れても、持ち前の明るさと聞き上手な姿勢で多くの場で活躍。地域から全国へと活動範囲を広げながら、ファン層も拡大しています。
原千晶アナの魅力と人柄
原千晶さんは、努力家で前向きな姿勢と明るい笑顔が印象的なアナウンサーです。
6浪を乗り越えた経験から生まれる強さと、視聴者や周囲への温かい配慮が魅力です。
諦めない挑戦心
何度失敗しても前を向き続ける姿勢が、多くの人の共感を呼びます。
- 医学部受験で6浪しても挑戦を続けた
- アナウンサー試験も年齢制限の中で突破
- フリー転身後も新しい分野に積極的に挑戦
解説:
過去の経験から、「一度の失敗で諦めない」ことの大切さを体現しています。
視聴者に勇気を与える存在です。
人に寄り添う心
医療一家で育った背景から、人を思いやる気持ちが自然に身についています。
- 父の患者第一の姿勢を見て育った
- 取材先や共演者への丁寧な対応
- 「人の命は救えなくても、心に寄り添えるアナウンサー」を目指す
解説:
医師にはなれなくても、人を元気にし支えるという思いは変わらず、アナウンサーという形で実現しています。
明るく自然体なキャラクター
視聴者やリスナーに安心感を与える存在です。
- モットーは「笑う門には福来たる」
- SNSでも飾らない素顔を発信
- イベントや生放送でも柔軟な対応力
解説:
画面越しでも伝わる朗らかな雰囲気は、多くの人を惹きつけます。
緊張感のある現場でも場を和ませる力があります。
これからの期待
原千晶さんの今後には、さらなる活躍の可能性があります。
- ラジオやイベント司会での存在感拡大
- 新ジャンルやバラエティ番組への進出
- 全国的な知名度向上
解説:
地方局出身の親しみやすさと全国ネットでの経験が融合し、幅広いフィールドで活躍できる素地があります。
これからの成長にも注目です。
まとめ
原千晶さんは、福岡県出身のフリーアナウンサーであり、異色の経歴を持つ努力家です。
父は開業医、母は歯科医師という医療一家に生まれ、高校3年生の秋に医師を志し、医学部受験のために6年間浪人しました。
結果的に福岡大学理学部へ進学しましたが、その過程で培った忍耐力と挑戦心は、後の人生に大きな影響を与えています。
大学時代には、母のすすめで応募した「ふく娘」や、全国から選ばれた宝くじ「幸運の女神」としての活動を経験。
人前で話す喜びや人を元気づけるやりがいを実感し、アナウンサーを志すきっかけとなりました。
2017年にテレビ山口へ入社すると、『ちぐスマ!』や『mix』などの情報番組で活躍。
地域に密着した取材や中継を通じ、着実にキャリアを積み上げました。
2023年にフリーへ転身後は、TBS『THE TIME,』やTOKYO FM『ラジオのタマカワ』で全国的な活動を展開し、テレビ・ラジオ・イベント司会と多方面で存在感を発揮しています。
6浪という経歴は一見遠回りに見えますが、原さんはそれを「自分にとって必要な時間」と前向きに捉えています。
その姿勢は、視聴者やリスナーに勇気と希望を与え、画面やマイク越しに温かさを届けています。
これからも、人の命は救えなくても心に寄り添えるアナウンサーとして、新しいフィールドへ挑戦し続ける原千晶さん。
彼女のさらなる活躍に、今後も目が離せません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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